市指定有形文化財 吉田家住宅

ページID1004018  更新日 2024年11月22日

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写真:吉田家住宅 外観
吉田家住宅
名称
吉田家住宅
よみ
よしだけじゅうたく
種別
市指定有形文化財 建造物
員数
1棟
所在地
連雀町13-8
指定年月日

平成8年4月12日

所有者
個人
文化財の概要

この建物は、明治10年(1877)に初代吉田関太郎が現在地に書籍文具の販売を創業して以来、「謙受堂(けんじゅどう)」として親しまれている店蔵である。建築年代と工事に携わった職人については、棟札から大火後の明治30年(1897)4月9日に上棟され、大工棟梁関根松五郎、左官吉澤倉吉、鳶牛田梅吉、石工小池留造の施工であることがわかっている。
外観は他の土蔵造町家とは異なり、全体として白漆喰壁の質素なもので、高い棟や影盛を備える大げさな屋根も架けず、軒形式も鉢巻とするなど一般的な土蔵のような様相を呈し、正面2階の窓も内側に木製引き戸を入れるだけの簡素な形式である。1階の室内は、近代的な書籍文具店として使用するために改造がなされているが、構造はよく保存されている。
以上のように、この建物は大火以前の形式を踏襲した古いタイプの店蔵として貴重である。

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