市指定有形文化財 中院文書
- 名称
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中院文書
- よみ
- なかいんもんじょ
- 種別
- 市指定有形文化財 書跡・典籍・古文書
- 員数
- 65点
- 所在地
- 小仙波町5-15-1
- 指定年月日
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昭和45年1月12日
- 所有者
- 中院
- 文化財の概要
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中院は星野山無量寿寺仏地院と称し、中世から栄え、多数の中世文書が伝来している。その多くは3巻に表装されている。
永禄元年(1558)よりの「宣旨(せんじ)」1巻、「綸旨(りんじ)」1巻があり、「仏地院古書」1巻には、星野山仏地院濫觴を序編として30点の古文書が一巻に仕立てられている。
中世末期の永禄10年(1567)から明和2年(1765)までの古文書があり、永禄年間の三室吉祥寺違背関係の一連の文書をはじめ、文禄2年・3年(1593・94)の北院より中院への法度条目や定書条々などは慶長17年(1612)に天海が喜多院に来住する前には中院に勢力があったことがわかるものである。
近世になってからは、慶長19年の酒井忠利の田畑寄進状や寛永寺執当衆書状が多い。このほか、永正11年(1514)の過去帳をはじめ寛永元年(1624)、寛文4年(1664)、享保5年(1720)、寛保2年(1742)の過去帳に続き、昭和期までの多くの過去帳を有していることは、古刹ならではと言えよう。
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