市指定有形文化財 木造薬師如来坐像

ページID1003992  更新日 2024年11月22日

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写真:木造薬師如来坐像

名称
木造薬師如来坐像
よみ
もくぞうやくしにょらいざぞう
種別
市指定有形文化財 彫刻
員数
1躯
所在地
小中居949
指定年月日
昭和55年2月13日
所有者
小中居自治会
備考

本像は、古谷地区小中居の薬師堂の本尊で、像高は106.6センチメートル、檜材寄木造、彫眼、肉身部漆箔(しっぱく)、法衣(ほうえ)部黒漆からなり、頭体の主要部をほぼ一材で木取りし、膝前、左側面など他の部材を寄せる古風な構造を見せる。
頭部やや大きく、猪首(いくび)、体躯は撫肩で猫背気味、幅広くたっぷりとした膝前を持つ。大らかで落ち着きのある像容は、目鼻だち大ぶりで平明な面相と共に、本像が12世紀頃、定朝(じょうちょう)様の影響下に製作されたものであることを物語っている。
古谷本郷薬師堂の県指定木造薬師如来坐像とともに、古谷地区を代表する古仏の一つとして貴重な存在である。なお、本像の左右を護る十二神将像は、室町時代の製作と考えられる。

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