市指定有形文化財 懸仏(尾崎神社)
- 名称
- 懸仏
- よみ
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かけぼとけ
- 種別
- 市指定有形文化財 工芸品
- 員数
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2面
- 所在地
- 笠幡1280
- 指定年月日
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昭和47年2月8日
- 所有者
- 尾崎神社
- 文化財の概要
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尾崎神社はもと笠幡村の鎮守で、素盞嗚尊(すさのおのみとこ)を祭神に祀る。この懸仏は、本地垂迹(ほんちすいじゃく)思想にもとづき、祭神を本地仏として表したものである。2面ある縣仏はどちらも直径18.6センチメートルで、釣手が2つある。中央に仏像1体が陽鋳(ようじゅ)され、その左右に1面は「武州高麗郡笠幡尾崎宮 天文二十年六月十五日大旦那敬白十一月十八日」、他の1面には「大日本国武州高麗郡笠幡郷尾崎 于時天文二十年六月吉日敬白」と天文20年(1551)の陰刻(いんこく)銘がある。
鋳造技法や化仏の作風から、狭山市柏原の地で室町中頃から江戸初期にかけて活動した柏原鋳物師(いもじ)の製品とみなされる。製作年の明らかな室町時代の宗教的遺物として貴重なものである。
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