市指定有形文化財 上寺山成田家文書
- 名称
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上寺山成田家文書
- よみ
- かみてらやまなりたけもんじょ
- 種別
- 市指定有形文化財 書跡・典籍・古文書
- 員数
- 1216点
- 所在地
- 三久保町2-9 川越市立中央図書館
- 指定年月日
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昭和45年1月12日
- 所有者
- 川越市
- 文化財の概要
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成田家は近世初頭より幕末の嘉永5年(1852)まで上寺山村の名主を務めた家である。上寺山村は江戸時代を通じて川越藩領の村であり、秋元家時代の宝永2年(1705)からの年貢割付状がほぼ毎年分揃っている。文化・文政期、天保期を中心として、御用留・名寄帳・村明細帳・村入用帳・宗門人別帳などの基本的な村方帳簿がまとまってあり、これらの文書によって、村の構造をよく知ることができる。
また、入間川通川除(かわよけ)普請関係、八咫(やた)神社及び別当林蔵院関係文書も多い。このほか、成田家が檀家総代を務めた関係から、上戸村の時宗(じしゅう)常楽寺関連文書があり、寺の焼失や鐘・本堂の再建に関する史料がのこる。時宗の遊行上人(ゆぎょうしょうにん)は全国を廻国し修行や勧進を行なったが、第57代一念上人(嘉永元年(1848))、第59代尊教上人(明治8年(1875))、第61代尊覚上人(明治27年)が、廻国中に常楽寺に滞在しており、その時の準備・接待・送迎等の記録がのこっていて注目される。
なお明治期に同家は、戸長(こちょう)や副戸長を歴任している。
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