市指定有形文化財 懸仏(日枝神社)
- 名称
- 懸仏
- よみ
-
かけぼとけ
- 種別
- 市指定有形文化財 工芸品
- 員数
- 1面
- 所在地
- 上戸316
- 指定年月日
-
昭和45年1月12日
- 所有者
- 上戸日枝神社
- 文化財の概要
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懸仏とは鏡板上に仏像または神像をあらわし、神社仏閣の内陣に懸けるようにしたもので、本地垂迹(ほんちすいじゃく)思想と密接な関係がある。本地仏を神鏡面に顕現したものとして、はじめは仏像を毛彫にしたが、仏像を鋳出または鎚出によってやや立体的に表現するようになり、のちには仏像を別個につくり、これを円板上にとりつけるようになった。
当懸仏は鋳出の手法で阿弥陀三尊をあらわしたもので、左右の肩に一対の釣手の耳を造っている。鏡板の直径は25センチメートル、作風や鋳造技法から室町時代の製作と考えられる。
なお、上戸の日枝神社は河越館跡にほど近く、永暦元年(1160)、京都の新日吉(いまひえ)山王が祀られたのに伴い河越荘が寄進された関係から同荘園内に勧請された神社である。
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