市指定有形文化財 砂久保稲荷神社本殿 付天保14年棟札1枚

- 名称
- 砂久保稲荷神社本殿 付天保14年棟札1枚
- よみ
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すなくぼいなりじんじゃほんでん
- 種別
- 市指定有形文化財 建造物
- 員数
- 1棟
- 所在地
- 砂久保66
- 指定年月日
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平成19年8月10日
- 所有者
- 砂久保稲荷神社
- 文化財の概要
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砂久保は正保年間に開発された地区で、稲荷神社は土地開発に伴って正保2年(1645)に鎮守として祀られたのが始まりとされている。
本殿の造営年代は、天保14年(1843)の棟札が残されており、工事に携わった職人の名前とともに明らかになっている。それによれば、大工棟梁が並木村の篠澤定六で、小工は今福村の仙造、そして絵図師として藤馬(ふじま)村の吉田市之丞、石工に藤馬村の清吉と砂新田の牛伝金左エ門の名前が記されている。
本殿の建築は、板葺屋根のやや小型の一間社流造で、江戸彫りの豊かな装飾でおおわれた工芸品のような作品である。とりわけ身舎(もや)の壁面を飾る江戸彫り彫刻は、東面が鍬をかつぐ童子、西面は雲中を駆ける麒麟、背面は稲積のまわりを飛び交う狐が描かれ、また正面扉脇の松竹梅や脇障子の唐獅子・牡丹など、個性的で優れた彫刻で埋め尽くされている。
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