市指定有形文化財 寿町白山神社本殿

ページID1004007  更新日 2024年11月22日

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写真:寿町白山神社本殿 外観
寿町白山神社本殿
名称
寿町白山神社本殿
よみ

ことぶきちょうはくさんじんじゃほんでん

種別
市指定有形文化財 建造物
員数
1棟
所在地
寿町1-2303
指定年月日

平成19年8月10日

所有者
寿町白山神社
文化財の概要

社伝によれば、当社は、武田信玄の家臣 山口長左衛門が祀った神社で、古くは喜多院の境内にあったが、東照宮の造営に伴い現在地へ移ったという。
本殿は、覆屋(おおいや)内板床の上に据えられ、正面に軒唐破風(のきからはふ)を付けた柿(こけら)葺屋根の一間社流造である。建築年代については、覆屋内の基壇に「天保十己亥歳 十一月吉日 當社再建」という刻銘もあり、本殿も天保10年(1839)頃の造営と一応考えられるが、一方で嘉永4年(1851)再建を記す棟札があったとの伝えもあり、明らかではない。
本殿の装飾は、他の本殿建築と同じように、巧妙な江戸彫り彫刻で満たされ、柱や長押(なげし)に地紋彫が施され、頭貫(かしらぬき)側面や斗きょう間には花木鳥の彫刻で飾られている。とりわけ身舎(もや)の東西側面に嵌められた彫刻板には、ほほえましい表情の人物が立体的に描かれ、彫物師の心技を強く感じさせてくれる。

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