市指定有形文化財 木造大日如来坐像

ページID1003991  更新日 2024年11月22日

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写真:木造大日如来坐像

名称
木造大日如来坐像
よみ
もくぞうだいにちにょらいざぞう
種別
市指定有形文化財 彫刻
員数
1躯
所在地
仙波町4-10-10
指定年月日
平成4年4月16日
所有者
天然寺
備考

天然寺(てんねんじ)の本尊として伝来した像で、木造、彫眼、漆箔(しっぱく)(剥落)、宝髻(ほうけい)を結い、天冠台を付け条帛(じょうはく)・裳(も)をまとい、胸前で金剛界の智拳印を結び、左足前に結跏趺坐(けっかふざ)する。
宝髻の大半部、耳朶(じだ)の環状部、膝前部及び腰脇材等が後補のものに変わり、面部も大幅に削り直しを受けている。頭部内刳(うちぐり)部に建武2年(1335)の修理銘、体部背板に永禄13年(1570)の修理銘があり、現在見られる大きな補修は永禄時のものと考えられる。
像高は159.8センチメートルと半丈六を越える大きさを持つ像で、その古風な様式・形制から11から12世紀頃の造立と考えられる。市内に現存する平安仏としては、最も古い作例のひとつである。

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