市指定有形文化財 「川越の四季」屏風
- 名称
-
「川越の四季」屏風
- よみ
- かわごえのしきびょうぶ
- 種別
- 市指定有形文化財 歴史資料
- 員数
- 1隻
- 所在地
- 個人所有
- 指定年月日
-
昭和55年2月13日
- 所有者
- 個人
- 文化財の概要
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本屏風は、紙本着色、八曲一隻(364×110センチメートル)の屏風である。安永6年(1777年)川越城主松平直恒の時代に描かれた、春夏秋冬における人々の生活模様、習俗の一端を描いた貴重な歴史資料である。
作者は、材木や米穀を商っていた丹波屋の当主で、高沢町(現元町2丁目)の町名主井上家6代目の権兵衛で、画面の左下に「安永六年丁酉夏日 梅暁堂盤雨行年六十八歳画」と記され、落款(らっかん)もある。画面の構成は、切箔(きりはく)で散らした雲形で上中下に間をとり、四季それぞれの情景を配している。春は花見の宴に流鏑馬行事、夏は田植えと子供たちの遊び、秋は寺子屋で学ぶ子供たちと祭り、冬は正月行事と子供たちの習俗と人々の生活や働く姿を巧みに組込み、華やかに描かれている。
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