市指定有形文化財 久下戸氷川神社の算額
- 名称
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久下戸氷川神社の算額
- よみ
- くげどひかわじんじゃのさんがく
- 種別
- 市指定有形文化財 書跡・典籍・古文書
- 員数
- 1面
- 所在地
- 久下戸2785
- 指定年月日
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昭和47年2月8日
- 所有者
- 久下戸氷川神社
- 文化財の概要
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この算額は、文化8年(1811)正月に久下戸村の氷川神社に奉納されたもので、四つの問題とその答と術(解き方)が記されている。第4の問の解に算木(さんぎ)・算盤(さんばん)による開方式(方程式)が付されているのが特徴である。法量は、縦90センチメートル、横240センチメートル。
奉納者は、久下戸村の奥貫五平次正定以下、関根貞六信行・関根富蔵有道・澤田金十郎安亮、渋井村茅沼(かいぬま)の江尻與七高直、古谷本郷の吉崎源蔵之義の6名であるが、算学の伝系は不明である。
奉納者の一人奥貫五平次正定(正貞)は、奥貫家の8代目にあたり、別名孫六とも称し、文政年間(1818から1830)には久下戸村名主を務めた。嘉永7年(1854)に73歳で没している。奥貫家では、5代目友山や9代目正孝などが村の子弟を集めて学問を教授したことが知られている。また奥貫家には、京都で算術の宮城流を名乗った宮城清行の『和漢算法』(寛保3年再版)などの和算書も残されている。
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