市指定有形文化財 薙刀(吉英作)
- 名称
- 薙刀
- よみ
- なぎなた
- 種別
- 市指定有形文化財・工芸品
- 員数
- 1口
- 所在地
- 個人所有
- 指定年月日
- 昭和50年6月9日
- 所有者
- 個人
- 文化財の概要
-
銘に(表)多摩郡引田住人河越三芳野里渡武蔵丸吉英造之(裏)真十五枚 甲伏鉅元文貳年丁巳正月吉日とあり、川越刀匠史上、中期に位置する吉英(よしてる)の作品である。
長さ20.6センチメートル、反り1.4センチメートル、地鉄板目に柾目がかかり、刃文は湾(のた)れ刃を焼いて荒沸(あらにえ)がついている。銘文にもあるように、吉英が川越に在住していたことを証する極めて貴重な資料である。吉英は宝暦年間(1751から1764)頃にその活躍期を求められる人物で武蔵太郎安国の門、一説に有名な水心子正秀(すいしんしまさひで)の師といわれる。出身は多摩郡引田村(現東京都あきる野市)、『新編武蔵風土記稿』同村旧家鍛工菅次の条によれば、父は国嘉、子は吉国(菅次)と称し、代々刀鍛冶を業としていたことが知られる。
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