市指定有形文化財 木野目稲荷神社本殿 付 嘉永5年棟札

ページID1004010  更新日 2024年11月22日

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写真:木野目稲荷神社本殿 外観
木野目稲荷神社本殿
名称
木野目稲荷神社本殿 付 嘉永5年棟札
よみ
きのめいなりじんじゃほんでん
種別
市指定有形文化財 建造物
員数
1棟
所在地
木野目1162
指定年月日

平成17年7月22日

所有者
木野目稲荷神社
文化財の概要

木野目地区は、九十川流域にあり、かつては洪水が多発していた。当社は、この地にあって五穀守護の神として勧請されたもので、本殿は覆屋内の切石積基壇上に据えられた板葺屋根の一間社流造である。建築年代は、棟札から嘉永5年(1852)に造営されたことがわかっており、大工棟梁は忽滑谷粂造、小工は篠沢源造、根岸松五郎が施工に携わっていたことも明らかになっている。さらに彫刻についても、背面の鳳凰彫刻下に「東都彫工元祖 嶋村 俊元八代 嶋村俊表(落款)」の刻銘があり、江戸末期に関東で活躍し、川越氷川神社本殿の彫刻を手掛けた彫物師の名前が記されている。
建物全体を飾る彫物彫刻は江戸末期に川越に流行した江戸彫りの優品が揃っており、年代、施工者、彫物師が判明している本殿建築の傑作である。

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