市指定有形文化財 鴨田八幡神社本殿

ページID1004009  更新日 2024年11月22日

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写真:鴨田八幡神社本殿 外観
鴨田八幡神社本殿
名称
鴨田八幡神社本殿
よみ
かもだはちまんじんじゃほんでん
種別
市指定有形文化財 建造物
員数
1棟
所在地
鴨田1072
指定年月日

平成17年7月22日

所有者
鴨田八幡神社
文化財の概要

『新編武蔵風土記稿』によれば、当社は長禄2年(1458)太田道灌が河越城鬼門鎮護のために勧請したのが始まりとされている。
建築年代は、明確な史料がないため明らかではないが、市内に残る江戸末期の他の本殿と比べて壁面に彫刻を充填していないことや彫刻の題材に人物よりも動物、植物、波紋などを主に扱っていることから、18世紀後期に造営されたものと考えられる。
本殿の建築は、柿(こけら)葺に千鳥破風、軒唐破風(のきからはふ)を付けた屋根をもつ一間社流造である。装飾としては、組物間の小壁と板支輪に花木の彫刻を施し、縁下の小壁一面に波頭と花鳥の彫刻を飾るなど彫刻を豊富に用いているが、故事逸話をテーマとしていて人物が重要な位置を占めることはない。市内に現存する江戸末期の江戸彫りを用いた本殿に先行する形式と位置づけられる。

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