市指定有形文化財 円空仏
- 名称
- 円空仏
- よみ
- えんくうぶつ
- 種別
- 市指定有形文化財 彫刻
- 員数
- 1躯
- 所在地
- 元町2-11-1
- 指定年月日
- 昭和47年2月8日
- 所有者
- 養寿院
- 備考
-
尊名は不詳ながら、岩座上の蓮台に坐す木彫の如来型坐像で、像高43センチメートル、円空独特の“鉈(なた)ばつり”と称される素朴で単純明快な造型性がよく表れている作品である。
円空(1632から1695)は美濃国竹ヶ鼻(現岐阜県羽島市)生まれ。生涯に十二万体の造像を祈願して諸国を遍歴した遊行僧で、元禄8年(1695)8月15日、行年64歳で故国武儀(むぎ)郡池尻の弥勒寺(みろくじ)で入寂(にゅうじゃく)している。
県内には複数回足を運んだ形跡があり、県東南部を中心に現在170体ほどの作品の所在が確認されている。本像はその作風からみて、それらの中でも比較的早い頃に位置するものと思われる。なお、本像の養寿院への伝来については明らかでない。
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