市指定有形文化財 刀 銘(表)於東武英義作花押(裏)文久三癸亥年二月日
- 名称
- 刀 銘(表)於東武英義作花押(裏)文久三癸亥年二月日
- よみ
- かたな
- 種別
- 市指定有形文化財・工芸品
- 員数
- 1口
- 所在地
- 郭町2-30-1 博物館
- 指定年月日
- 昭和45年5月22日
- 所有者
- 個人
- 文化財の概要
-
川越刀匠中、もっとも著名な英義(てるよし)の作品。年紀により文久3年(1863)英義41歳のおりの作であることが知られる。長さ67センチメートル、反り0.8センチメートル、鎬(しのぎ)造、身幅広く大鋒(おおきっさき)で、新々刀特有の豪壮な造り込みを見せる。
地鉄は杢目(もくめ)で潤いがあり、帽子は小丸に返り、刃文は直刃を焼き、地沸(じにえ)につき、足入り盛んで明るく冴え、力作の一つに挙げられる。付属する道中用の拵(こしらえ)もきわめて保存がよい。
英義(1823から1876)は幼名繁太郎、はじめ父英一(てるかず)に業を学び治廣と号したが、のち江戸に出て細川正義に師事し、藤枝太郎英義と改名。帰藩後藩工として活躍し、会心の作に限って藩主の定紋二つ巴を鐫きることを許された。明治9年(1876)5月24日没。行年54歳。
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