市指定有形文化財 砂新田春日神社本殿

ページID1004011  更新日 2024年11月22日

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写真:砂新田春日神社本殿 外観
砂新田春日神社本殿
名称
砂新田春日神社本殿
よみ
すなしんでんかすがじんじゃほんでん
種別
市指定有形文化財 建造物
員数
1棟
所在地
砂新田140
指定年月日

平成17年7月22日

所有者
砂新田春日神社
文化財の概要

当社は、『新編武蔵風土記稿』に「神明、春日、八幡合社」とあり、江戸期に広められた三社託宣の影響で祀られたと考えられる。本殿は、柿(こけら)葺屋一間社流造の小さな建築である。覆屋の板床上に据えられているが、覆屋は三方に高欄をつけた舞台風のつくりである。建築年代についての明確な史料はないが、脇障子寄りの足元に「東都彫工 嶋村俊正(花押)」の刻銘があり、天保から嘉永にかけて活躍した嶋村俊正の作であることから、19世紀中期の造営と考えられる。
壁面左側面の玉巵弾琴(ぎょうくしだんきん)(琴をひく天女と竜)、右側面の王延(翁と虎と童子)など建物全体を飾る江戸彫りの繊細さと立体感のある彫刻が、建築技術と符合した工芸品的建築である。

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