第4回児童福祉専門分科会
最終更新日:2015年1月3日
第4回児童福祉専門分科会議事要旨
開催日時 | 11月4日(木曜)午後1時30分から |
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場所 | 川越市総合保健センター研修室 |
会議内容 | 1)公聴会について(報告) 2)個別施策・重点施策について 3)その他 |
(傍聴:12人)
1)について
10月24日(日曜)に実施した公聴会においていただいた意見の要旨を事務局より報告しました。(資料は、ホームページ上の「公聴会意見要旨」に掲載)
2)について
国の施策状況一覧等をベースに、プロジェクト会議で積み上げてきた本市の個別施策とその中の重点施策について審議しました。そのうちの主な意見は次のとおりです。
- 「公立保育所の運営方法の検討」の中に指定管理者制度の導入の話があるが、子どもの健やかな成長発達に指定管理者制度がマッチしているかどうか疑問。行政がきちっと責任を持つべきではないか?保育サービスの充実の視点から、指定管理者制度をここに持ってくるのは矛盾していると思う。検討段階なのにここに載せるのはどうか?明確な基準を設けられるのではあれば、検討して提示するのが主旨ではないか?
→これは先ほど説明したように、来年度分科会で検討していただきたい。 - 公立が優先でいろいろな施策が出てくるが、民間も、子どもたちのことを考えてやっているので、公民一体に考えて、細かく情報交換してやっていきたいと考えている。
→公立・法人達で手を取り合ってやっていきたい。地域協議会をつくっていく予定なのでそこで、一緒にやっていきたいと考えている。 - ファミリーサポートセンター事業は生後3ヶ月からなので緩やかにしてほしい。
→できるだけ利用しやすい制度にしていきたいと思う。 - 公聴会で「計画を使ったけど、実行されないものであるなら意味がない」という意見が出た。今回のしくみづくりの推進について、相当膨大な数が、人数・施設ともに増えているのはすばらしいが、現実を見ると国の援助・支援が削減される中で、計画はしたが実行できるのかどうか危惧している。
→財政が重要。国の支援と、しくみづくりがどこまで可能なのかを考えてつくりたい。 - 財源が確保できるのかどうか?というご指摘があっったが、この委員会の中で実際にスタートさせなければならない使命感があると思う。予算と補助割合について、委員にわかるように出してほしい。
→財源については事務局で計算をしているが、すべて出すのは難しいものがある。出せるものだけ出していく。委員さんが要望する資料としてなら検討しますが、計画の中には出せない。 - 財源まで入ると我々が会の仕事としてズレてくるし、市の財源の事は私たちにはわからないので、判断つきかねる。今回の計画をもとに市の方でちゃんと整理されるものと思う。この会は、計画づくりに責任をもっていきたいのは当然だが、予算に対する責任は持てない。資料として必要な部分は出すということでよろしいか?
- 「子育て情報の充実」にバリアフリーマップの作成を入れてほしい。
→バリアフリーマップについては検討していきたい。 - 全体的な話で個別事業の推進ということで、人材についてはどう確保するのか?事業と一体的に人材をどう考えるのか?子どもを育てるという事業に関わる人をいかに養成し、確保していくのかという話がなかったと思う。大変な重要なことと思う。キチっとした人材の確保、労働条件の対応を考えていかないと質が劣った事業になってしまうと思う。
→専門職をできるだけ確保していきたい。集いの広場はボランティアやNPOなど子育てに積極的な人の協力でやっていきたい。養成はともかく、育成の機会の充実を図っていきたいと思っている。 - 地域で子育てを支えると打ち出されている。歩ける範囲で受けられるサービスをお願いしたい。
- 学童保育の話が印象に残っている。待機児童ゼロという目標を掲げられているが、公聴会ではエアコンの無い教室に100人いるという話を聞いてびっくりした。そういったものを見直しますということを入れられるか?
- 学童保育の問題だけは、ゼロだけではなく、質的なものを反映できないのか。
→学童保育の環境については、順次エアコンの整備を進めている。ご指摘の通り、それなりの人員整備、施設整備も必要なので文言で入れて行く。 - 事業者との関わりが少ない。事業者への働きかけ、子育てへの十分な理解を持ってもらう事が大事ではないか?長時間残業するサラリーマンの状況の中で子育ては困難。男性の方々を行政としても地域の中で役割を果たしてもらうためにも、事業者との協議(で済むかわからないけど)配慮してほしい。
- 「仕事と子育ての両立の支援」とあるが、具体的にやってもらわないと絵に描いた餅になってしまうと思う。具体的施策として表現してほしい。
- 障害児の保育の受け入れについて、要支援児童について、障害児をもったお母さんたちが、地域の保育園、幼稚園に入れたいが受け入れてくれる施設が少ないという実態が多い。こういう話は盛り込まれてない。あけぼの、ひかり児童園で体制ができてはいるが、地域に密着して中核市として少なくとも東西南北に障害児の教育施設があってもいいのではないか?学校での特殊学級があるが、できるだけ、兄弟が通う学校の特殊学級に通いたいもの。そのへんを配慮してきめ細かな対応を表現として入れてほしい。
- 保育の充実の中で「障害児保育の充実」を是非加えてほしい。障害児のお子さんが中学に上がると養護学校や特殊学級に上がると思う。集団保育が必要と思われる子どもは受け入れるが、学校に入ると仕事を辞めざるをえないという状況もあると思う。放課後を保障していく意味でも、障害児への施策として統合保育と書かれているが、地域の学校に受け入れがあるといいと思うが、障害児へ対応が必要ではないかと思っている。
→障害児保育について「統合保育事業」で取り組んでいる。学童保育でも障害児の受け入れをやっているのでご承知置きいただきたい。 - 延長保育の問題。財源の問題だが、延長保育は補助金を大幅に削減されたと新聞にあった。実行する上で非常に困難な状態。今の現状をいかに守るか?ということで考えてきた。0歳児から3歳児には非常に手がかかるのに削減されてつらいという現状をお伝えしたい。エアコンがあるところに移転するなど、つくるだけではなく、今の状態をいろいろ工夫したらどうかと思った。
- アンケートを取ったときも、誰に相談するのか?身近な人に相談できる、ネットワークづくりをすることも大きな要素であるかと思う。
- 予算削減があるが現状の資源の活用方法を経費削減の工夫を盛り込んでやろうとか、身近な相談窓口の周知やネットワークづくり~まさに自活するということ。自分でどこまでできるかということのための支援という視点もあるのかと思う。
これらの意見を盛り込んだうえで、素案としてまとめていくこととしました。
3)について
意見募集について、12月6日から1月5日まで行うこと等実施要領について事務局より説明。了承を得られました。最後に、今後のスケジュールを再確認し終了しました。
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