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市指定有形文化財 菅間竹ノ谷家文書

最終更新日:2023年11月30日

名称

菅間竹ノ谷家文書

よみ すがまたけのやけもんじょ
種別 市指定有形文化財 書跡・典籍・古文書
員数 770点
所在地 郭町2-30-1 川越市立博物館
指定年月日

平成25年3月25日

所有者 個人
文化財の概要

 竹ノ谷家には中世文書4点、近世文書229点、近現代文書535点がある。中世文書4点(原文書3点。写1点の正文(しょうもん)は谷中大野家が所蔵)は、戦国大名北条氏による在地支配の姿などを示す貴重な史料である。
(1) 北条家朱印状写 天正5年(1577)5月26日 府川郷(ふかわごう)に隠田ありと竹谷源七郎と大野縫殿助(ぬいのすけ)が訴え、検地の結果、隠田が見つかり、検地増分のうち5貫文が与えられ代官職に任命された。
(2) 北条家検地書出 天正5年5月26日(包紙に竹谷、大野とあり) 府川郷の田14町5段余、畠24町2段余、分銭112貫706文、除分20貫を引いた92貫706文が定納(じょうのう)額となり、永楽銭で46貫353文と決まった。
(3) 太田氏房検地書出 天正15年(1587)10月12日(包紙に竹谷、大野とあり) 岩槻主太田氏房による検地で、46貫900文を進納せよと命じられる。
(4) 太田氏房朱印状 天正15年10月12日 府川郷定納分以外に、5貫文を竹谷と大野に与えることを保証した。 近世の菅間村(すがまむら)では、旧家である竹ノ谷家と菅間家の2家が初頭より名主を務め、年番で村政を行なっていた。年番のため年貢割付状は隔年のものが初期より幕末まである。竹ノ谷家は「上菅間」分(村の軒数の3分の1)を管轄し ており、名寄帳等土地台帳が多数残存している。明治期には戸長、明治22年 (1889)に4村が合併して芳野村となるに際して村長を務めた家柄で、近世・ 近代共に村方文書が揃っている。 

お問い合わせ

教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-6097(直通)
ファクス:049-224-5086

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