名称 |
新宿雀ノ森のお焚き上げ |
よみ |
あらじゅくすずめのもりのおたきあげ |
種別 |
市指定文化財 無形民俗 |
員数 |
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所在地 |
雀ノ森氷川神社 【地図】 |
指定年月日 |
平成31年3月25日 |
所有者 |
雀ノ森氷川神社氏子会 |
備考 |
9月1日の夜に雀ノ森氷川神社の境内社である浅間神社で行われる火祭りである。 雀ノ森氷川神社は旧新宿村の鎮守であり、「雀ノ森」は「鎮めの森」の意ではないかと言われている。 当日は朝から準備を行い、境内中央に薪を人の背丈ほどの高さに積み上げ、周囲に注連縄を張って斎場とする。 斎場のわきには、テントを設営して内部に祭壇を設けて仮宮として、午後から祭典を行う。 夜になると、白装束の行者が手水で身を清めたのち、境内にある富士塚に登って「身禊祓(みそぎはらえ)」という祝詞を読み上げ、さらに仮宮に移動して「富士山御伝(おつたえ)」を読み上げる。 このあと行者は斎場に入り、積み上げた薪に点火されると、燃え上がる炎のなかに祈願内容を書いた紙を、長さ60センチメートルほどの篠竹の箸で挟んで次々に投入する。 その際、「おん願い奉る、○○○○(祈願内容)、新宿町○丁目、○○○○(氏名)」と読み上げる。 祈願内容はあらかじめ町内への回覧で申込みを募ったもので、家内安全、病気平癒、商売繁盛などさまざまである。 同地区では富士講が盛んで、かつては山梨県富士吉田市の北口本宮冨士浅間神社への代参を、毎年のように行ってきた。 「お焚き上げ」はこの富士講に関連する行事であり、北口本宮で行われる「吉田の火祭り」を模して、明治18年(1885)に始めたものという。 |
開催情報 |
令和3年お焚き上げ行事は中止になりました。 |