県指定有形文化財 鷹絵額
最終更新日:2023年9月6日
鷹絵額
名称 | 鷹絵額 |
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よみ | たかえがく |
種別 | 県指定有形文化財・絵画 |
員数 | 12面 |
所在地 | 郭町2-30-1 博物館 |
指定年月日 | 昭和29年10月23日 |
所有者 | 東照宮 |
文化財の概要 | 狩野探幽筆と伝える十二聡一具の鷹絵額で、東照宮幣殿長押(なげし)上に懸けられる。縦64センチメートル、幅52センチメートル、縁の厚さ4.4センチメートルの山形の額面に、金砂子地(すなごじ)に極彩色で12羽の鷹が生彩豊かに描かれている。それぞれ姿態を異にした図柄に変化があり、写生図としても俊敏な鷹の性格がよく表現されていて、数多い鷹絵額中の代表作にあげられる。各面の裏には「寛永十四丁丑暦九月十七日阿部対馬守藤原朝臣重次」の朱漆銘がある。寛永14年(1637)は、江戸城内二の丸東照宮の創建の日付と一致することから、本絵額は当初二の丸東照宮に奉献されたもので、のちに東照宮が紅葉山に新建されて二の丸東照宮が空宮になったとき、川越にもたらされ、やがて仙波東照宮に移されたものと推測される。なお、阿部重次は岩槻の城主で老中職までつとめたが、慶安4年(1651)4月、徳川家光が薨去したときに殉死している。 |
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