県指定有形文化財 拵え付太刀 長吉作
最終更新日:2023年9月7日
太刀 拵
太刀 刀身
名称 | 拵え付太刀 長吉作 |
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よみ | こしらえつきたち ながよしさく |
種別 | 県指定有形文化財・工芸品 |
員数 | 1口 |
所在地 | 郭町2-30-1 博物館 |
指定年月日 | 昭和39年11月17日 |
所有者 | 三芳野神社 |
文化財の概要 | 本太刀を納める黒漆塗りの箱の蓋裏銘により、正徳5年(1715)9月25日、時の川越城主秋元喬房が先考の遺志を受けて三芳野神社に奉納したことが明らかにされる。長さ71.4センチメートル、反り2.0センチメートル、切先の長さ2.7センチメートル、茎(なかご)の長さ22.8センチメートル。茎は10センチメートルほど磨上(すりあげ)となり、目釘穴は3個を数える。銘は表に「備州長船長吉」、裏に「至徳二二年十月」とあり、至徳4年(1387)長吉の作である。研減(とぎべり)がめだつが尋常な太刀姿を示し、反りは鳥居反り、地鉄よく練れ、板目小模様となり、刃文は互(ぐ)の目で小足よく入り、乱れ映り美しく立つ。長吉の作品は世上にこれ以外になく、銘の年紀とともに貴重な存在といえる。拵(こしらえ)は金梨子地鞘巻の太刀拵で、付属金具はいずれも赤銅。鐔や柄の縁の銘から、拵金具一切は高井源右衛門の作になることが知られる。 |
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