県指定有形文化財 木造天海僧正坐像
最終更新日:2023年9月6日
木造天海僧正坐像
名称 | 木造天海僧正坐像 |
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よみ | もくぞうてんかいそうじょうざぞう |
種別 | 県指定有形文化財・彫刻 |
員数 | 1躯 |
所在地 | 小仙波町1-20-1 |
指定年月日 | 昭和31年11月1日 |
所有者 | 喜多院 |
文化財の概要 | 喜多院再興の傑僧慈眼大師天海僧正の肖像で、境内の慈眼堂内に安置されている。総高169.1センチメートル檜材の寄木造、玉眼、極彩色からなり、白い探題帽で頭をつつみ、法衣(ほうえ)に袈裟を着け、右手に払子をもち、左手をこれに添えて倚子上に坐した姿である。像底から出ている角ほぞの背面に墨書銘があり、「寛永廿癸未歳八月吉日大仏師式部卿」と読める。天海の没年は寛永20年(1643)10月2日であるから、入寂(にゅうじゃく)の2ヶ月前に寿像(じゅぞう】として造立されたことが知られる。面相の表現は、老貌ながらすこぶる生彩があり、俊敏明晰な天海の人となりをうかがわせるものがある。天海遷化の年齢は108歳、125歳など各説あるだけに、貴重な資料を提供するものといえよう。 |
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