県指定有形文化財 徳川将軍献上太刀

ページID1003855  更新日 2024年11月22日

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写真:徳川将軍献上太刀1
太刀 銘「国資」拵(糸巻太刀拵)
写真:徳川将軍献上太刀2
太刀 銘「国資」(4代家綱献上)
写真:徳川将軍献上太刀3
太刀 銘「藤原国正」拵(葵紋散糸巻太刀拵)

写真:徳川将軍献上太刀4

写真:徳川将軍献上太刀5

写真:徳川将軍献上太刀6
太刀 銘「藤原国正」(9代家重献上)
名称

徳川将軍献上太刀

よみ

とくがわしょうぐんけんじょうたち

種別
県指定有形文化財・歴史史料
員数
6口
所在地
小仙波町1-20-1
指定年月日
昭和52年3月29日
所有者
喜多院
文化財の概要

喜多院の中興の祖である天海大僧正は、将軍徳川家康、秀忠、家光の3代にわたる帰依を得て、幕府の宗教政策にも深く関わった。喜多院には、全部で7口の太刀が現存する。
7口のうち4代家綱献上の銘「友成」の太刀【糸巻太刀】は、重要文化財に指定され、残る6口が、県の歴史資料に指定されている。献上の順は、4代家綱ー銘「国資」、5代綱吉ー銘「備州長船良守」・銘「肥前国藤原広貞」、7代家継ー銘「助氏」、9代家重ー銘「藤原国正」、10代家治-銘「康継」である。
4代将軍徳川家綱献上の太刀は、磨上すりあげながら茎尻なかごじり国資くにすけと銘があり、鎌倉時代末期の肥後延寿派の国資の作とわかる。地刃ともに健全、出来映えもすぐれる。金梨子地きんなしじ糸巻太刀拵は補足箇所があるが、製作年代は江戸初期を下らない。国資を除く5口の太刀は、室町時代初期(応永頃)2口(備州長船良守、助氏)、江戸時代3口(備前国藤原広貞、藤原国正、康継)であり、いずれも地刃健全である。5口とも金梨子地葵紋散、糸巻太刀拵で、一部補修がみられる。製作年代は江戸初期か、下っても元禄頃である。いずれの太刀にも献上目録が存在し貴重である。

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