県指定有形文化財 蓮馨寺日鑑

- 名称
-
蓮馨寺日鑑
- よみ
- れんけいじにっかん
- 種別
- 県指定有形文化財 書跡・典籍・古文書
- 員数
- 70冊
- 所在地
- 連雀町7ー11(蓮馨寺)
- 指定年月日
-
平成21年3月17日
- 所有者
- 蓮馨寺
- 文化財の概要
- 蓮馨寺は戦国時代に創建され、江戸時代、浄土宗関東十八檀林と呼ばれる僧侶養成機関の寺となった名刹であるが、この寺に蔵された公務上の日記である『日鑑』は、正徳4年(1714)8月から慶応2年(1866)12月までの152年間にわたるものである。間に欠けた巻が幾冊かあるのと、存しているものの年月不詳の巻もあって、都合70冊に及ぶ。また名称も『日鑑』のほかに、享和2年(1802)以降は、『好鑑』『功鑑』『神鑑』『章鑑』『綜諦鑑』『等鑑』などの名で記されたものが現れて来るが、これはそれぞれ住職の好誉上人・功誉上人・神誉上人・章誉上人・綜誉諦山・等誉上人の名に因んでの命名と思われる。内容は、主に檀林と末寺との交流・祭礼の記録・川越藩や幕府との関わり、増上寺との交渉等の記事が注目されるが、他に年中行事・修学内容・入寺した弟子たちの動向や台帳・歴代住職の動向・門前町を含めた近隣町内や村々との交流、さらには訴訟や嘆願の記事等が書き連ねられていて、当寺が川越の地にいかに深い役割を演じて来たかが窺われる。喜多院『日鑑』と並んで、貴重な史料となっている。目下活字本刊行中である。
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