県指定有形文化財 木造天海僧正坐像

- 名称
- 木造天海僧正坐像
- よみ
- もくぞうてんかいそうじょうざぞう
- 種別
- 県指定有形文化財・彫刻
- 員数
- 1躯
- 所在地
- 小仙波町1-20-1
- 指定年月日
- 昭和31年11月1日
- 所有者
- 喜多院
- 文化財の概要
- 喜多院再興の傑僧慈眼大師天海僧正の肖像で、境内の慈眼堂内に安置されている。総高169.1センチメートル檜材の寄木造、玉眼、極彩色からなり、白い探題帽で頭をつつみ、法衣(ほうえ)に袈裟を着け、右手に払子をもち、左手をこれに添えて倚子上に坐した姿である。像底から出ている角ほぞの背面に墨書銘があり、「寛永廿癸未歳八月吉日大仏師式部卿」と読める。天海の没年は寛永20年(1643)10月2日であるから、入寂(にゅうじゃく)の2ヶ月前に寿像(じゅぞう】として造立されたことが知られる。面相の表現は、老貌ながらすこぶる生彩があり、俊敏明晰な天海の人となりをうかがわせるものがある。天海遷化の年齢は108歳、125歳など各説あるだけに、貴重な資料を提供するものといえよう。
この情報はお役に立ちましたか?
お寄せいただいた評価はサイト運営の参考といたします。
このページに関するお問い合わせ
教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-6097 ファクス番号:049-224-5086
教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当 へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。