県指定有形文化財 木造天海僧正坐像

ページID1003841  更新日 2024年11月22日

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写真:木造天海僧正坐像と呼ばれる肖像の彫刻
木造天海僧正坐像
名称
木造天海僧正坐像
よみ
もくぞうてんかいそうじょうざぞう
種別
県指定有形文化財・彫刻
員数
1躯
所在地
小仙波町1-20-1
指定年月日
昭和31年11月1日
所有者
喜多院
文化財の概要
喜多院再興の傑僧慈眼大師天海僧正の肖像で、境内の慈眼堂内に安置されている。総高169.1センチメートル檜材の寄木造、玉眼、極彩色からなり、白い探題帽で頭をつつみ、法衣(ほうえ)に袈裟を着け、右手に払子をもち、左手をこれに添えて倚子上に坐した姿である。像底から出ている角ほぞの背面に墨書銘があり、「寛永廿癸未歳八月吉日大仏師式部卿」と読める。天海の没年は寛永20年(1643)10月2日であるから、入寂(にゅうじゃく)の2ヶ月前に寿像(じゅぞう】として造立されたことが知られる。面相の表現は、老貌ながらすこぶる生彩があり、俊敏明晰な天海の人となりをうかがわせるものがある。天海遷化の年齢は108歳、125歳など各説あるだけに、貴重な資料を提供するものといえよう。

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