県指定有形文化財 鷹絵額

ページID1003839  更新日 2024年11月22日

印刷大きな文字で印刷

写真:鷹絵額と呼ばれる絵画
鷹絵額
名称
鷹絵額
よみ
たかえがく
種別
県指定有形文化財・絵画
員数
12面
所在地
郭町2-30-1 博物館
指定年月日
昭和29年10月23日
所有者
東照宮
文化財の概要

狩野探幽筆と伝える十二聡一具の鷹絵額で、東照宮幣殿長押(なげし)上に懸けられる。縦64センチメートル、幅52センチメートル、縁の厚さ4.4センチメートルの山形の額面に、金砂子地(すなごじ)に極彩色で12羽の鷹が生彩豊かに描かれている。それぞれ姿態を異にした図柄に変化があり、写生図としても俊敏な鷹の性格がよく表現されていて、数多い鷹絵額中の代表作にあげられる。各面の裏には「寛永十四丁丑暦九月十七日阿部対馬守藤原朝臣重次」の朱漆銘がある。寛永14年(1637)は、江戸城内二の丸東照宮の創建の日付と一致することから、本絵額は当初二の丸東照宮に奉献されたもので、のちに東照宮が紅葉山に新建されて二の丸東照宮が空宮になったとき、川越にもたらされ、やがて仙波東照宮に移されたものと推測される。なお、阿部重次は岩槻の城主で老中職までつとめたが、慶安4年(1651)4月、徳川家光が薨去したときに殉死している。

この情報はお役に立ちましたか?

お寄せいただいた評価はサイト運営の参考といたします。

このページの情報は役に立ちましたか?
このページの情報は見つけやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-6097 ファクス番号:049-224-5086
教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当 へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。