県指定有形文化財 三芳野天神縁起 付金梨地漆塗外箱

ページID1003840  更新日 2024年11月22日

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写真:三芳野天神縁起と呼ばれる絵巻
三芳野天神縁起(第9図)
名称
三芳野天神縁起 付金梨地漆塗外箱
よみ
みよしのてんじんえんぎ つけたりきんなしじうるしぬりそとばこ
種別
県指定有形文化財・絵画
員数
1巻
所在地
郭町2-30-1 博物館
指定年月日
昭和35年3月1日
所有者
三芳野神社
文化財の概要
三芳野天神の草創から、寛永元年(1624)酒井忠勝(後に川越城主)が幕命により同社を再建造営した際の遷宮にいたるまでの経緯を、史実と伝説をおりまぜながら説きおこした絵巻である。全編十段の構成で極彩色の大和絵と流麗な仮名交じりの詞書からなり、縦36.3センチメートル、長さ1,654センチメートル、24枚の料紙を継いで一巻とし、金梨地漆塗の箱に納められている。奥書はないが、『武蔵三芳野名勝図会』によると本文は林道春(羅山)の撰、書は本阿弥光悦、画は勝田沖之丞(竹翁)と伝えている。慶安2年(1649)正月、時の川越城主松平信綱が奉納したもので、表紙の織地(おりじ)に松平家の家紋が織り出されている。県内に数少ない本格的な社寺縁起絵巻として、美術的、歴史的に貴重な存在と評価される。

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