国指定重要文化財 太刀(銘友成) 附糸巻太刀拵


- 名称
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太刀(銘友成) 附糸巻太刀拵
- よみ
- たち めいともなり つけたりいとまきたちこしらえ
- 種別
- 重要文化財・工芸品
- 員数
- 1口
- 所在地
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東京都台東区上野公園13-9(東京国立博物館)
- 指定年月日
- 明治43年4月20日
- 所有者
- 喜多院
- 文化財の概要
- 銘に「友成作」とあって、鎌倉初期、嘉禎年間(1235-38)の作とみなされる。長さ73.3センチメートル、元幅が2.6センチメートル、先幅は1.5センチメートル、鋒長は2.8センチメートル、反りは2.6センチメートル、鎬造(しのぎづくり)、庵棟(いおりむね)で、腰反りのある細身の刀身は、いまだ王朝時代の太刀姿をよくとどめている。鍛(きたえ)は総じて小板目肌詰み、わずかに大肌が交じり、地沸(じにえ)つき乱映がすこぶる顕著にあらわれている。刃文は小乱れに足が入り、尖り刃交じり、裏は比較的にぎやかで、中程に小丁字が交じる。拵こしらえは、柄を糸で巻き、総金具、赤銅魚子(ななこ)地金小緑色絵丸に葵の紋をちらし、鞘にも金梨子地に同様の紋を金蒔絵にしている。『仙波川越由来見聞記』によると、仙波東照宮に進献された9口の太刀のひとつで、とくにこの友成は「権現様御指料なり」とみえており、尊重されていたことがうかがわれる。
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