国指定重要文化財 太刀(銘友成) 附糸巻太刀拵

ページID1003819  更新日 2024年11月22日

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写真:太刀1
太刀 拵
写真:太刀2
太刀 刀身
名称

太刀(銘友成) 附糸巻太刀拵

よみ
たち めいともなり つけたりいとまきたちこしらえ
種別
重要文化財・工芸品
員数
1口
所在地

東京都台東区上野公園13-9(東京国立博物館)

指定年月日
明治43年4月20日
所有者
喜多院
文化財の概要
銘に「友成作」とあって、鎌倉初期、嘉禎年間(1235-38)の作とみなされる。長さ73.3センチメートル、元幅が2.6センチメートル、先幅は1.5センチメートル、鋒長は2.8センチメートル、反りは2.6センチメートル、鎬造(しのぎづくり)、庵棟(いおりむね)で、腰反りのある細身の刀身は、いまだ王朝時代の太刀姿をよくとどめている。鍛(きたえ)は総じて小板目肌詰み、わずかに大肌が交じり、地沸(じにえ)つき乱映がすこぶる顕著にあらわれている。刃文は小乱れに足が入り、尖り刃交じり、裏は比較的にぎやかで、中程に小丁字が交じる。拵こしらえは、柄を糸で巻き、総金具、赤銅魚子(ななこ)地金小緑色絵丸に葵の紋をちらし、鞘にも金梨子地に同様の紋を金蒔絵にしている。『仙波川越由来見聞記』によると、仙波東照宮に進献された9口の太刀のひとつで、とくにこの友成は「権現様御指料なり」とみえており、尊重されていたことがうかがわれる。

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