国指定重要文化財 三十六歌仙額(岩佐勝以筆)

ページID1003816  更新日 2024年11月22日

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写真:三十六歌仙額 絵画
三十六歌仙額(小野小町)
名称

三十六歌仙額(岩佐勝以筆)

よみ
さんじゅうろっかせんがく(いわさかつもちひつ)
種別
重要文化財・絵画
員数
36面
所在地
さいたま市大宮区高鼻町4-219 埼玉県立歴史と民俗の博物館
指定年月日
明治39年4月14日
所有者
東照宮
文化財の概要
この絵額は、寛永17年(1640)に再建された仙波東照宮に奉献するために岩佐又兵衛勝以が描いたものである。縦48センチメートル、横33センチメートルの檜の柾目板を用い、地は胡粉地に金泥塗、各面に36人の歌仙を1人ずつ極彩色で描いている。縁は黒漆塗り、四隅と天地左右に飾金具が施されている。柿本人麿(かきのもとのひとまろ)と中務(なかつかさ)の図の裏面に朱漆で「寛永拾七庚辰年六月十七日絵師土佐光信末流岩佐又兵衛尉勝以図」と記されており、慶安3年(1650)に73歳で没した岩佐又兵衛の62から3歳頃の作品と知られる。又兵衛が描く肖像画は面長で豊かな頬に特徴があるといわれ、下部の波の模様はそれぞれの歌仙の性格に合せて変化を持たせている。また和歌の筆者は御家流の元祖青蓮院宮(しょうれんいんのみや)尊純親王で、当時の名筆として知られている。

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