重要美術品 絹本著色東照権現像 天海ノ賛アリ

ページID1003827  更新日 2024年11月22日

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写真:絹本著色東照権現像 天海ノ賛アリ
絹本著色東照権現像
名称

絹本著色東照権現像 天海ノ賛アリ

よみ
けんぽんちゃくしょくとうしょうごんげんぞう てんかいのさんあり
種別
重要美術品・絵画
員数
1幅
所在地
郭町2-30-1 博物館
指定年月日
昭和11年9月12日
所有者
博物館
文化財の概要

豊臣秀吉の例にならって徳川家康も没後に神格化がはかられ、東照大権現としての御影が多数描かれた。喜多院に縁の深い天台僧の天海(寛永20年、1643没)は、その推進に大きな役割を果たしており、いくつかの東照大権現像には自ら賛を加えている。本図もその一つで、かつては茨城県守谷町の天台宗の古刹、西林寺に伝えられてきたものである。
本図の賛は、「東照大権現」「帰命満月界 浄妙瑠璃光 法楽救人天 因中十二願」「三国伝灯 山門探題 大僧正天海書」と書かれている。句は天台宗の本尊である薬師如来に因んだもので、もと寛永寺本覚院に伝来し、現在MOA美術館の所蔵となっている画像の賛と同じである。
県下では熊谷市の常光院と、ときがわ町の慈光寺に、天海僧正の賛をもつ東照大権現像が伝えられているが、新たにここ川越の地に本像が加わったことは意義深い。
なお、絵の筆者については特に伝来もなく不詳である。

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