重要美術品 銅製扇形額

ページID1003826  更新日 2024年11月22日

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写真:銅製扇形額と呼ばれる工芸品
銅製扇形額
名称

銅製扇形額

よみ
どうせいせんけいがく
種別
重要美術品・工芸品
員数
1面
所在地
郭町2-30-1 博物館
指定年月日

昭和23年4月27日

所有者
三芳野神社
文化財の概要

社伝に、正平24年(1369)新田太郎左衛門尉泰氏が戦勝を祈願して奉納したと伝えるもので、久しく神秘な御神体として奉斎されていた。横幅44センチ、縦35センチほどの5本の骨を持つ扇面を一鋳し、上端左右に別鋳の獅噛しがみ形の環座かんざをつける。表面に薄やリンドウ(あるいは笹か)等の草花と流水、三日月に雲などを配した秋の風物図を陽鋳している。素朴ながら風趣豊かな構成を示し、さながら往時の武蔵野の面影を彷彿させるものがある。
裏面は漆のはけ引がなされている。現在左の吊輪を失うが、本来は懸仏と同様、これに紐を通して社殿の長押などに懸け祈願・報賽に供したものと思われる。県内の中世金工品を代表する作品として貴重である。

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