重要美術品 銅製扇形額

- 名称
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銅製扇形額
- よみ
- どうせいせんけいがく
- 種別
- 重要美術品・工芸品
- 員数
- 1面
- 所在地
- 郭町2-30-1 博物館
- 指定年月日
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昭和23年4月27日
- 所有者
- 三芳野神社
- 文化財の概要
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社伝に、正平24年(1369)新田太郎左衛門尉泰氏が戦勝を祈願して奉納したと伝えるもので、久しく神秘な御神体として奉斎されていた。横幅44センチ、縦35センチほどの5本の骨を持つ扇面を一鋳し、上端左右に別鋳の
獅噛 形の環座 をつける。表面に薄やリンドウ(あるいは笹か)等の草花と流水、三日月に雲などを配した秋の風物図を陽鋳している。素朴ながら風趣豊かな構成を示し、さながら往時の武蔵野の面影を彷彿させるものがある。
裏面は漆のはけ引がなされている。現在左の吊輪を失うが、本来は懸仏と同様、これに紐を通して社殿の長押などに懸け祈願・報賽に供したものと思われる。県内の中世金工品を代表する作品として貴重である。
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