市指定有形民俗文化財 幸町(雪塚会)の踊り屋台

ページID1003923  更新日 2024年11月28日

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写真:幸町(雪塚会)の踊り屋台

名称

幸町(雪塚会)の踊り屋台

よみ
さいわいちょうゆきづかかいのおどりやたい
種別
市指定民俗文化財 有形民俗文化財
員数
1台
所在地

幸町

指定年月日

昭和63年1月29日

所有者
幸町雪塚会
文化財の概要

現在の川越氷川祭は、山車中心の祭礼だが、江戸時代は山車の他、屋台や仮装行列など、多彩な出し物が出されていた。特に歌舞伎舞踊は、祭礼行列の華であり、移動型の屋台に舞台を作り、芸場と呼ばれる決まった場所で、舞踊が演じられた。屋台は、江戸時代前期からあり、時代によって形態が変化した。
幸町(雪塚会)の踊り屋台は、旧南町(現幸町)の所有で、明治時代の建造と考えられる。表柱間5尺8分、妻柱間11尺6寸、唐破風に市松の油障子の屋根、舞台は回転する仕組みを持ち、4輪である。楽屋と舞台の仕切は引抜欄間に千網の組子障子と意匠に工夫がほどこされており、長期の使用を想定したと思われる。文政9年(1826年)の「川越氷川祭礼絵巻」に描かれた南町の屋台は、舞台の後方に12人の囃子方が並ぶ大型の屋台であるが、この踊り屋台は、舞手の舞台のみである。明治時代以降の川越氷川祭の変遷を知ることができる資料である。

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