市指定有形民俗文化財 本行院本堂造営図大絵馬

ページID1003907  更新日 2024年11月22日

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写真:本行院本堂造営図大絵馬

名称

本行院本堂造営図大絵馬

よみ
ほんぎょういんほんどうぞうえいずおおえま
種別
市指定民俗文化財 有形民俗文化財
員数
1面
所在地

郭町2-30-1 川越市立博物館

指定年月日

平成4年4月16日

所有者
本行院
文化財の概要

久保町の本行院(成田山川越別院)に明治7年(1874)4月に奉納されたもの。
同院本堂は明治6年の新築で、翌7年4月に盛大な入仏供養大法要を行っているので、絵馬は大法要に合わせて奉納されたものと思われる。図柄は、新築の際の作業を表わすものとされ、斧と鋸を使っての立木の伐採(鋸の目立てを含む)、ヨキと呼ぶ幅広の斧で角材にしたのち前引鋸で板に挽く杣仕事、荷車を用いた太い角材の運搬の4つで、計26名の職人の仕事ぶりが生き生きと描かれている。
画面に墨書で「明治七甲戌年第四月吉日 武蔵国入間郡藤間邨 川上氏連中」とある。藤間邨は現在の川越市藤間地区。川上氏は、製材に携わる樵、杣、鳶などの職人をとりまとめた親方であろう。8枚の薄い杉板を縦に並べたもので、額縁も簡素な作りである。長年同院境内の建物内に掲げられたためか、絵の具の剥落が進み、保存状態は必ずしも良好とは言えないが、当時の職人仕事を伝える大絵馬として貴重である。

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