市指定有形民俗文化財 鉄砲台を打つ鍛冶職人図大絵馬

ページID1003908  更新日 2024年11月22日

印刷大きな文字で印刷

写真:鍛冶職人図大絵馬

名称

鉄砲台を打つ鍛冶職人図大絵馬

よみ
てっぽうだいをうつかじしょくにんずおおえま
種別
市指定民俗文化財 有形民俗文化財
員数
1面
所在地

郭町2-30-1 川越市立博物館

指定年月日

平成4年4月16日

所有者
金山神社
文化財の概要

幸町の金山神社に嘉永7年(1854)に奉納されたもの。
幕末、川越藩は江戸湾への黒船来航に備えて、品川台場のうち第一台場の防備を任された。この絵馬には、台場に据える大砲の台を製作している様子が描かれている。中央では巨大な金床上の鉄板に向かって3人の職人が槌を振り上げ、脇では親方がふいごを操作している。背後に大砲が見えるが、これは別の場所で作ったものだろう。
裏面に墨書で「奉納 金山大権現 嘉永七寅年二月 高嶋流鉄炮台 異国船渡来之節打之 松郷 鍛冶屋万吉」とあり、川越藩と台場の関係を示す歴史的価値の高い資料である。ペリーの第1回来航は嘉永6年6月、第2回来航が翌7年1月だから、絵馬奉納は第2回来航の直後ということになる。
絵師は三代目ム蝶。金山神社の場所はかつて鍛冶町と呼ばれ、鍛冶職人が多く住んでいた(現在の幸町)。彼らが祀っていたのが金山神社で、現在は幸町金山会の所有となっている。

この情報はお役に立ちましたか?

お寄せいただいた評価はサイト運営の参考といたします。

このページの情報は役に立ちましたか?
このページの情報は見つけやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-6097 ファクス番号:049-224-5086
教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当 へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。