市指定有形民俗文化財 幸町宮岡家民具
- 名称
-
幸町宮岡家民具
- よみ
- さいわいちょうみやおかけみんぐ
- 種別
- 市指定民俗文化財 有形民俗文化財
- 員数
- 1括
- 所在地
-
個人所有
- 指定年月日
-
昭和59年5月17日
- 所有者
- 個人
- 文化財の概要
-
宮岡家は、蔵造りの町並みの中心部にあり、重厚な構えの店舗は川越を代表する蔵造りの建物である。
屋号は「町屋」で、一般には「町勘(まちかん))」で通っている。初代から3代目までは六軒町で酒造業を営み、天明頃の4代目からは志義町で割烹料理店「群鶴楼」を経営。7代目が天保13年(1842年)に南町で金物商(刃物商)を始め、その後明治17年に現在地に移って、11代目の現当主が刃物商を受け継いでいる。
指定された民具は計216点。うち衣食住用具が101点、商売用具が105点を占め、町方の暮らしと商いの様子を伝える貴重な資料となっている。衣食住用具では膳椀などの食器類の多さと多種類の灯火具が目を引き、商売用具では千両箱・銭枡・看板など、いずれも保存状態は良い。江戸時代から明治時代の年号が記されたものも多数あり、6代目が川越藩主から拝領した銅製提灯籠といった歴史的資料も含まれている。
なお、同家には多数の古文書も遺されていて、「幸町宮岡家文書」として市の文化財指定を受けている。
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