市指定有形民俗文化財 幸町服部家民具

ページID1003918  更新日 2024年11月28日

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写真:幸町服部家民具

名称

幸町服部家民具

よみ
さいわいちょうはっとりけみんぐ
種別
市指定民俗文化財 有形民俗文化財
員数
1式
所在地

個人所有

指定年月日

昭和59年5月17日

所有者
個人
文化財の概要

服部家は、蔵造りの町並みの中心部で店を構えてきた商家である。「山田屋」の店名で代々「新助」の名を世襲したことから「山新(やましん)」という屋号で呼ばれてきた。文政5年(1822年)に履物や傘を扱う照降商(てりふりしょう)として創業し、明治初期からは薬種商をも兼業した。現在は営業をやめ、かつての店舗を利用して「服部民俗資料館」を開設、膨大な資料を公開している。
登録された民具は総計283点。商家の暮らしを伝える生活用具や儀礼用具、照降商及び薬種商関係の商売用具が多数あり、保存状態は非常に良好である。生活用具では膳椀・陶磁器・灯火具など、儀礼用具では雛人形・お守り・迷子札など、商売用具では帳場用具や看板類が多い。
なかでも五月人形は江戸の著名な人形師・仲秀英の作であり、そのほか江戸時代から明治時代の年号を記した民具も多数含まれている。明治26年(1893年)の川越大火で店舗は焼失したものの、土蔵に保管していた家財や商品は無事だったという。
なお、同家には多数の古文書も遺されていて、「幸町服部家文書」として市の文化財指定を受けている。

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