市指定有形民俗文化財 五百羅漢

ページID1003921  更新日 2024年11月28日

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写真:五百羅漢1

写真:五百羅漢2

名称

五百羅漢

よみ
ごひゃくらかん
種別
市指定民俗文化財 有形民俗文化財
員数
-
所在地
小仙波町1-20-1
指定年月日

昭和45年1月12日

所有者
喜多院
文化財の概要

喜多院の境内に、塀に囲まれて535体の石像が所狭しと並んでいる。入口右手の「石造参尊五百羅漢記」と題する享和3年(1803年)銘の石碑に、この石像群の建立の経緯が刻まれている。それによれば、天明2年(1782年)に北田島村(現川越市北田島)の志誠(しじょう)という人物の発願で建立が始まり、志誠の死後、同門の僧らがその遺志を引き継いで諸方に浄財を勧進し完成に至ったとある。うち100余体の台座には、個人や団体など寄進者の名前が刻まれている。
五百羅漢とは、悟りを得て人々に尊敬された500人の僧のこと。ただし中央の釈迦如来をはじめとして羅漢以外の像もあるので、実際の石像数は500体を大きく上回っている。形態は立像、坐像、臥像などさまざまで、仏具や日用品を手にする者や、動物(干支の動物が多い)を従える者もいる。その表情も笑う者、泣く者、怒る者など千差万別で、参詣者を飽きさせることがない。また、深夜にこっそりと羅漢の頭をなでて巡ると、ひとつだけ温かさを感じるものがあり、その顔は亡くなった親の顔に似ているとの言い伝えもある(現在、夜間は立入禁止である)。

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