市指定有形民俗文化財 馬図大絵馬
- 名称
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馬図大絵馬
- よみ
- うまずおおえま
- 種別
- 市指定民俗文化財 有形民俗文化財
- 員数
- 1面
- 所在地
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郭町2-30-1 川越市立博物館
- 指定年月日
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平成4年4月16日
- 所有者
- 古尾谷八幡神社
- 文化財の概要
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古谷本郷の古尾谷八幡神社に貞享4年(1687)に奉納されたもの。金箔押しの地に3頭の駿馬が墨描きされている。絵は薄れ、金箔の重なりが格子状に浮き出ている。縦横約10センチメートルの金箔が画面全体で50枚余り使われ、奉納当時は極めて華美であったことがわかる。
墨書の銘文は「奉懸 御神前 諸願成就之所也 貞享四丁卯年十二月吉日 金子甚(カ)右衛門巡賢」とある。金子巡賢という名の武士が古尾谷八幡神社に何事かの願立てをし、それが叶ったお礼に奉納したものと思われる。
貞享4年という奉納年代は、寛永14年(1637)の鷹絵額(東照宮)、寛永17年の三十六歌仙額(喜多院)を除けば市内最古であり、17世紀まで遡る大絵馬は市内にこの1面しかない。しかも300年以上経ったものとしては保存状態も良い。
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