市指定有形民俗文化財 中福の根岸家神楽用具

ページID1003920  更新日 2024年11月28日

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神楽面の写真1

神楽面の写真2

名称

中福の根岸家神楽用具

よみ
なかふくのねぎしけかぐらようぐ
種別
市指定民俗文化財 有形民俗文化財
員数
-
所在地
郭町2-30-1 川越市立博物館
指定年月日

昭和50年6月9日

所有者
個人
文化財の概要

中福の神楽は、根岸家が世襲で元締をしてきた里神楽である。府中市の大国魂神社がこの神楽の発祥地で、相模流と称している。同家でいつ頃神楽を始めたのか明らかでないが、全盛期は明治末から昭和初期にかけて、今から4代前の勝弘氏のころであった。
今に遺る数多くの面も、勝弘氏と御子息馨氏が彫ったものが多く、特に勝弘氏は面の製作に長けていた。神楽用具としては面のほかに楽器、衣装、採物などがあり、衣装と採物は演じる曲目と演じ手ごとに使い分けているため、非常に多岐にわたっている。例えば「天孫降臨」の猿田彦は、天狗面・かけ鎧・切袴・白振り毛・剣、「天の岩戸」の手力男命は、手力男面・かけ鎧・切袴・黒振り毛・鉢巻・剣といった具合である。
かつては神楽以外に面芝居と歌舞伎芝居を演じたこともあり、その際には神楽の衣装や小道具を使用することもあったという。現在は川越氷川祭に川越氷川神社で演じるほか、春から秋にかけて4か所ほどの神社で上演している。

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