生誕130年 小村雪岱 「雪岱調」のできるまで (2017年度冬)

ページID1013582  更新日 2024年11月22日

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会期

2018年1月20日(土曜)から3月11日(日曜)

開催趣旨

写真:《春告鳥》
《春告鳥》昭和7年(1932)頃 絹本着色 個人蔵

当館の開館15周年を記念し、川越ならではの特色のある展示を試みる〈小江戸文化シリーズ〉の第四弾として、川越に生まれ、装釘・舞台装置・挿絵など多分野で才能を発揮した小村雪岱(1887-1940)の展覧会を開催いたします。
荒木寛畝塾や東京美術学校(現・東京藝術大学)で日本画の基礎を学んだ雪岱は、当初は主に本の装釘や舞台装置の世界で活躍していました。そんな雪岱を一躍有名にした決定的な仕事が、昭和8年(1933)に朝日新聞に連載された邦枝完二作「おせん」の挿絵でした。以降、挿絵画家としても人気を得た雪岱は、多忙を極めながらも数々の名作を生み出しました。

華奢な人物像、極細の線による無駄のない描写、余白を生かした画面構成、そして挿絵における白黒二階調の明快な配色は、雪岱画の特徴であり、大きな魅力です。本展では、多岐にわたる雪岱の画業からとりわけ挿絵の仕事と、その中で育まれた「雪岱調」とよばれる独自の絵画スタイルに注目します。雪岱作品の持つ繊細なセンスや確かな描写力をお楽しみいただけましたら幸いです。

開館時間

午前9時から午後5時(入場は午後4時30分まで)

休館日

月曜日(ただし2月12日は開館)、2月13日(火曜)

観覧料

一般 600円(480円)
大学生・高校生 300円(240円)
中学生以下 無料
( )内は20名以上の団体料金

  • 身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳又は療育手帳をご持参の方、及びその介護者1名は無料
  • 「川越きものの日」にちなみ、8日、18日、28日に着物で来館された方は団体料金

関連イベント

講演会(1)「宮部みゆきの連載小説の挿絵を描き終えて」

2月17日(土曜)午前11時~正午

ワークショップ「あの文章を挿絵にしてみよう」

2月17日(土曜)午後1時30分から4時30分

講演会(2)「小村雪岱の挿絵の描線」

2月25日(日曜)午後2時から3時

担当学芸員ワンポイント講座

3月8日(木曜)午後2時から(30分程度)

担当学芸員による展示解説

1月28日(日曜)(手話通訳付き)、2月8日(木曜)、2月28日(水曜)
各日とも午後2時から

主催

川越市

協賛

紋蔵庵

後援

朝日新聞西埼玉支局、埼玉新聞社、産経新聞さいたま総局、東京新聞さいたま支局、日本経済新聞社さいたま支局、毎日新聞埼玉西支局、読売新聞さいたま支局、NHKさいたま放送局、J:COM川越、テレ玉、FM NACK5

助成

芸術文化振興基金、公益財団法人花王芸術・科学財団

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電話番号:049-228-8080 ファクス番号:049-228-7870
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