乙女デザイン 大正イマジュリィの世界(2018年度秋)
会期
2018年10月13日(土曜)から11月25日(日曜)
開催趣旨

本展では、大正期に人気を集めた、「かわいい」商業デザインやイラストレーションを紹介します。アール・ヌーヴォー様式の橋口五葉、アール・デコ様式の杉浦非水、竹久夢二の少女趣味の世界など、現代においても、懐かしくて新しい、新鮮なデザインは極めて魅力的です。ここでは、装幀(ブックデザイン)、挿絵、ポスター、絵はがき、広告、漫画などの大衆的な複製としての印刷・版画を、“イメージ図像”を意味するフランス語の「イマジュリィ」と呼んでいます。
大正時代は、複製技術が発達したおかげで、美術が身近になり、同時代の様々なデザインを手に取って楽しむことができるようになりました。
本展では、竹久夢二をはじめ、藤島武二、橋口五葉、杉浦非水、坂本繁二郎、岸田劉生、高畠華宵、橘小夢、小林かいちなどのイマジュリィを通して、大正時代のポップ・カルチャーの旗手となって大衆に浸透していったデザインをご覧いただきます。
当地川越の「大正浪漫夢通り」は竹久夢二の作品を通りのイメージにしています。今も昔も乙女が集うに相応しい情緒が溢れる川越で、乙女が悦ぶデザインの数々をお楽しみください。
掲載作品

- 小林かいち《二号街の女》絵はがき 大正14から15年頃
- 竹久夢二《涼しき装ひ》『三越』15巻第6号挿画 大正14年
- 橋口五葉『NIPPON YUSEN KAISYA』日本郵船欧州航路案内パンフレット 大正3年から4年
- 広告界発行所編『商店図案撰集』より 昭和3年
- 小林かいち《灰色のカーテン》絵はがき 大正14年から15年頃
開館時間

午前9時から午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日
月曜日
観覧料
一般 500円(400円)
大学生・高校生 250円(200円)
中学生以下 無料
( )内は20名以上の団体料金
- 身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳をご持参の方、及びその介護者1名は無料
- 着物で来館された方は団体料金
- 11月14日(県民の日)は無料観覧日
関連イベント
講演会「それぞれの時代を映した川越の街並みとアート」

10月14日(日曜)午後2時から午後3時30分
ミュージアムコンサート
10月27日(土曜)午後2時から午後3時
担当学芸員による展示解説
- 11月3日(土曜)
- 11月18日(日曜)注記:手話通訳つき
各日とも午後2時から午後2時45分
特別ギャラリートーク
11月11日(日曜)午後2時から午後3時
主催

川越市立美術館
監修
山田俊幸(元帝塚山学院大学教授)
協力
大正イマジュリィ学会
後援
朝日新聞西埼玉支局、埼玉新聞社、産経新聞さいたま総局、東京新聞さいたま支局、日本経済新聞さいたま支局、毎日新聞埼玉西支局、読売新聞さいたま支局、NHKさいたま放送局、J:COM川越、テレ玉、FM NACK5(予定)
企画協力
株式会社キュレイターズ
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このページに関するお問い合わせ
川越市立美術館
〒350-0053 川越市郭町2丁目30番地1
電話番号:049-228-8080 ファクス番号:049-228-7870
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