HPV(子宮頸がん予防)ワクチン接種(定期予防接種)について

ページID1006105  更新日 2025年4月1日

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キャッチアップ接種の経過措置について

昨夏以降の大幅な需要増により、HPVワクチンの接種を希望しても受けられなかった方がいらっしゃる状況等を踏まえ、令和7年3月末までにHPVワクチンを定期接種として1回以上受ければ、令和7年度(令和8年3月31まで)の1年間に限り、残りの接種分についても公費で(無料)で受けることができます。

定期接種として受けることのできる最後の機会となりますので、ぜひご検討ください。

期間

 キャッチアップ接種期間終了後、1年間(令和8年3月31日まで)

対象者(以下の条件をすべて満たす方)

  1. 平成9年4月2日から平成21年4月1日生まれの女性(従来のキャッチアップ接種対象者及び令和6年度高校1年生相当の女性)
  2. 令和4年4月1日~令和7年3月31日までの期間にHPVワクチンを1回以上接種した方

注意点

対象者のうち、キャッチアップ接種期間(令和4年4月1日から令和7年3月31日まで)に1回も定期接種を受けていない場合は、経過措置の対象外となり、令和7年4月以降の接種は任意(有料)接種となります。(3回の接種で約10万円)

また、過去の定期接種期間(小学校6年生から高校1年生相当)で接種を受けていても、キャッチアップ接種期間に受けていなければ、経過措置の対象外となります。

積極的勧奨の再開について

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種については、平成25年度6月より積極的な勧奨を差し控えてきましたが、令和3年11月26日付の国の通知により、個別勧奨が再開されることとなりました。

詳しくは下記の厚生労働省通知をご覧ください。

令和5年度以降は、毎年4月(令和6年度は7月)に、その年度の中学1年生に対して通知を送付します。
予診票を紛失した場合でも、予備を総合保健センター健康管理課、市役所市民課、川越駅西口連絡所及び各市民センターでお配りしているほか、接種医療機関にもご用意がある場合があります。いずれかで入手し、接種医療機関に接種希望をお申し出ください。

接種を希望する方は、有効性とリスクを十分理解したうえで受けるようにしてください。詳しくは、下記『HPVワクチンのお知らせ』や、関連情報の説明書をご確認ください。
接種後に気になる症状が発生した場合は、接種した医療機関などで診察を受けてください。また、厚生労働省ホームページ『ヒトパピローマウイルス感染症(HPVワクチン)』に予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関や接種後に症状が生じた方に対する相談窓口などについて情報が掲載されています。

HPVワクチンを自費で接種した方へ

キャッチアップ接種対象者の方のうち、定期接種の対象期間を過ぎてから令和4年3月までに自己負担により接種を行った方に対し、接種費用の助成を行っています。申請期限は令和7年3月末までです。
令和6年度が最終年度となります。対象の方でまだ申請されていない方はお早めにご申請ください。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。

接種対象者

通常の定期接種対象者

小学6年生から高校1年生相当の女子(標準的には、中学1年生)

キャッチアップ接種対象者等(令和8年3月31日まで)

  • 対象者(以下の条件をすべて満たす方)
  1. 平成9年4月2日から平成21年4月1日生まれの女性(従来のキャッチアップ接種対象者及び令和6年度高校1年生相当の女性)
  2. 令和4年4月1日から令和7年3月31日までの期間にHPVワクチンを1回以上接種した方

接種回数と間隔

次のいずれかのワクチンを接種します。ワクチンによって、接種間隔や回数等のルールが異なります。

2価ワクチン《商品名:サーバリックス》

3回の接種が必要です。
1回目の接種から1か月以上(標準的には1か月後)に2回目を接種
1回目の接種から5か月以上、かつ2回目の接種から2か月半以上(標準的には1回目の接種から6か月後)に3回目を接種

4価ワクチン《商品名:ガーダシル》

3回の接種が必要です。
1回目の接種から少なくとも1か月以上(標準的には2か月後)に2回目を接種
2回目の接種から少なくとも3か月以上(標準的には1回目の接種から6か月後)に3回目を接種

9価ワクチン《商品名:シルガード9》

接種を開始する年齢によって回数と間隔が変わります。

1回めの接種を15歳になってから受ける場合

3回の接種が必要です。
1回目の接種から少なくとも1か月以上(標準的には2か月後)に2回目を接種
2回目の接種から少なくとも3か月以上(標準的には1回目の接種から6か月後)に3回目を接種

1回めの接種を15歳になる前に受ける場合

2回の接種で終了する方法で受けることができます。
1回目の接種から少なくとも5か月以上(標準的には6か月後)に2回目を接種

なお、5か月空けずに2回目の接種を受けてしまった場合2回目から3か月以上空けて、3回目の接種が必要です。
また、希望があれば、15歳以上で始める場合と同様の間隔で3回接種とすることもできます。
いずれの場合も、対象年齢などの条件を満たしていれば、接種費用は3回目まで無料です。

注意
  • 原則として、接種を始めたワクチンで最後まで接種します。
  • ただし、2価ワクチンまたは4価ワクチンで1回目または2回目まで終えた方が、残りの回数を9価ワクチンに変更することのみ可能です。この場合、年齢や変更のタイミングに関わらず、合わせて3回の接種が必要です。
  • 2価ワクチンまたは4価ワクチンで既に3回の接種を受け終えた場合は、その後に改めて9価ワクチンの接種を受けなおすことはできません。(自己負担であれば受けられる可能性がありますが、一般的には推奨されていません。)

予診票について

接種時に記入する予診票については、ワクチンの種類を選択する欄に9価の記載が無いものをお配りしているところです。これについては、当面の間はそのまま9価ワクチンでの接種にも使用可能とします。
お手数ですが、空欄に接種を受ける方ご自身(または保護者の方)が空白部に「9価」と書き加えてご使用ください

接種を受ける場所

市の接種医療機関で受けます。

  1. 市内の接種医療機関は「健康づくりスケジュール(P26から29)」(下記にリンクあり)を参照してください。
  2. 市外の接種医療機関での接種を希望する場合は、接種前に健康管理課予防接種担当にお尋ねください。
    または、埼玉県医師会ホームページ「定期予防接種相互乗り入れ(一般向け) 接種協力医療機関名簿」でも確認できます。
  3. かかりつけ医が県外にあるなどのやむを得ない事情により、指定の接種医療機関以外で接種を受け、接種費用を自己負担した方を対象とした予防接種費用助成金制度(償還払い制度)があります。事前の手続きが必要となりますので、必ず、接種を受ける前に健康管理課予防接種担当にご連絡ください。詳しくは、「川越市予防接種費用助成金制度(償還払い制度)」をご確認ください。

接種医療機関の追加

健康づくりスケジュールに記載のない下記の医療機関が追加されました。

  • ゆずのきARTレディースクリニック(川越市菅原町23-1 アトランタビル壱号館 3階 電話:292-9800)
  • おぜきこどもクリニック(川越市砂新田2-8-6 電話:242-8888)
  • 川越耳科学クリニック(川越市脇田町103番 川越マイン・メディカルセンター川越2階 電話:226-3387)
  • U_PLACEかわごえ内科(川越市脇田本町8-1 U_PLACE MEDICITY 6F 電話:265-3800)

接種費用について

接種を受ける方が、次に示す条件のすべてに該当すれば、接種費用は無料です。

  1. 接種日時点において、川越市に住民登録をしていること
  2. 対象者に該当していること
  3. 定められた接種間隔や回数等の接種方法を守っていること
  4. 市の指定医療機関で接種を受けること

注意

対象者以外が接種した時や接種間隔を守らなかったときは、全額自己負担になります。また、市の指定医療機関以外で接種を受けた時も全額自己負担となります。

接種までの流れ

  1. 接種を受ける前に、次のものを準備しましょう。
    1. 母子健康手帳
    2. ヒトパピローマウイルス感染症予防接種予診票
    3. 「予防接種と子どもの健康」または「予防接種説明書」
      これらをお持ちでない方は、健康管理課予防接種担当にご連絡ください。
  2. お子さんが受ける予防接種について、「予防接種と子どもの健康」や「予防接種説明書」をよく読み、理解してください。
    また、母子健康手帳などで接種状況をご確認ください。
  3. 医療機関に予約をしてください。
    接種を受けようとする医療機関が市の指定医療機関であることがわからない場合は、事前に健康管理課予防接種担当にお尋ねください。
  4. 接種当日のお子さんの健康状態を見ながら、予診票の必要事項を記入します。
    このとき、お子さんの体調が悪そうであれば、接種を延期するようにしてください。
  5. 医療機関へ行き、「母子健康手帳」と「予診票」を提示してください。医師の診察後、予防接種を受けます。接種を受ける方が16歳未満の場合、原則として保護者の同伴が必要です。ただし、接種を受ける方が13歳以上であり、保護者が同伴できない場合は、「保護者が同伴できない場合の同意書」「ヒトパピローマウイルス感染症予防接種予診票」に保護者が署名し、接種当日にお子さんに持参させれば、本人のみで接種を受けることも可能です。

HPVワクチンとがん検診について

HPVワクチンの接種をしても、子宮がんを完全に防ぐことはできません。
国のリーフレットによると、予防効果は2価・4価ワクチンで50から70%、9価ワクチンで80から90%とされています。
子宮がんを早期に発見するためにも、がん検診を定期的に受けましょう。
川越市では、20歳以上の方は、2年度に1回、子宮がん検診を受けることができます。
詳しくは次のリンクからご確認ください。

関連情報

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このページに関するお問い合わせ

保健医療部 健康管理課 予防接種担当
〒350-1104 川越市小ケ谷817番地1
電話番号:049-229-4123 ファクス番号:049-225-2817
保健医療部 健康管理課 予防接種担当 へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。