帯状疱疹予防接種について

ページID1006110  更新日 2025年4月14日

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帯状疱疹とは

帯状疱疹とは、過去に水痘(水ぼうそう)にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが加齢や疲労などによって免疫力が低下した場合に再活性化し、時に痛みを伴う発疹(水疱)が、皮膚に分布している神経に沿って帯状に出現する疾患です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、数か月から数年にわたり強い痛みが残る場合があります。帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっており、80歳までに3人に1人が経験すると推定されています。(国立感染症研究所「帯状疱疹ワクチンファクトシート」より)

帯状疱疹予防接種について

令和7年度 川越市帯状疱疹予防接種(定期接種)の対象となる方

接種日時点で川越市に住民登録がある方で、次の1から4のいずれかに該当する方

  1. 年度内(令和7年4月1日から令和8年3月31日)に65歳を迎える方
    令和7年度年齢

    生年月日

    65歳の方 昭和35年4月2日から昭和36年4月1日生まれの方
  2. 接種日時点で60歳以上64歳以下の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方
    (障害者手帳1級相当の方で予防接種法施行規則の規定に該当する方)
    接種を受ける際には、対象者であることがわかる身体障害者手帳または医師の診断書の提示が必要です。なお、診断書の発行の可否については直接医療機関にお問い合わせください。
  3. 年度内(令和7年4月1日から令和8年3月31日)に70、75、80、85、90、95、100歳となる方
    令和7年度から令和11年度までの5年間に限り対象となります。
    令和7年度年齢

    生年月日

    70歳の方 昭和30年4月2日から昭和31年4月1日生まれの方
    75歳の方

    昭和25年4月2日から昭和26年4月1日生まれの方

    80歳の方

    昭和20年4月2日から昭和21年4月1日生まれの方

    85歳の方 昭和15年4月2日から昭和16年4月1日生まれの方
    90歳の方 昭和10年4月2日から昭和11年4月1日生まれの方
    95歳の方 昭和5年4月2日から昭和6年4月1日生まれの方
    100歳の方 大正14年4月2日から大正15年4月1日生まれの方
  4. 年度内(令和7年4月1日から令和8年3月31日)に100歳を超える方
    令和7年度に限り対象となります。
    令和7年度年齢

    生年月日

    100歳を超える方 大正14年4月1日以前の生まれの方

接種回数及び費用

使用されるワクチンは2種類あり、いずれか一方を定期接種として公費助成により表1の自己負担額で受けることができます。 

表1
ワクチン名 接種回数

自己負担額(公費助成後の金額です)

接種後に医療機関の窓口でお支払いください

乾燥弱毒生水痘ワクチン

「ビケン」
(生ワクチン)

1回 5,060円

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン

「シングリックス」
(不活化ワクチン)

2回 1回につき18,260円
既に任意接種として1回接種済の場合は、残りの1回のみを定期接種として扱いますので、助成対象となるのは残りの1回のみです。
  • 生活保護受給世帯の方は生活保護受給証(医療券は受給証の代わりにはなりません。)、中国残留邦人等支援給付制度の受給者は本人確認証を医療機関の窓口に提示すれば無料となります。

帯状疱疹ワクチンの比較

ワクチン名

乾燥弱毒生水痘ワクチン

「ビケン」

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン

「シングリックス」

ワクチンの種類 生ワクチン 不活化ワクチン
メーカー 一般財団法人阪大微生物病研究会 グラクソ・スミスクライン株式会社
接種方法 1回、皮下に接種する

2か月以上(標準的には2か月)の間隔をおいて、2回、筋肉内に接種する。
(1回目の接種から6か月までに2回目の接種を完了することが望ましいとされています。

病気や治療により、免疫の機能が低下した又は低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。)

予防効果接種後1年時点 6割程度 9割以上
予防効果接種後5年時点 4割程度 9割程度
予防効果接種後10年時点 不明 7割程度
重大な副反応(頻度は不明)

アナフィラキシー

血小板減少性紫斑病

無菌性髄膜炎

ショック

アナフィラキシー

その他の副反応70%以上

ワクチン添付文書には記載なし

ワクチンを接種した部位の疼痛
その他の副反応30%以上 ワクチンを接種した部位の発赤 ワクチンを接種した部位の発赤、筋肉痛、疲労
その他の副反応10%以上 ワクチンを接種した部位のそう痒感、熱感、腫脹、疼痛、硬結 頭痛、ワクチンを接種した部位の腫脹、悪寒、発熱、胃腸症状
その他の副反応1%以上 発疹、倦怠感 ワクチンを接種した部位のそう痒感、倦怠感、その他の疼痛
  •  接種方法の注意点
    乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」(生ワクチン)と乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」(不活化ワクチン)を交互に接種することはできません。
  • 「帯状疱疹後神経痛」に対するワクチンの効果
    合併症の一つである「帯状疱疹後神経痛」に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」(生ワクチン)は6割程度、乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」(不活化ワクチン)は9割以上と報告されています。
    (厚生労働省情報提供資材帯状疱疹ワクチンについてのリーフレット「令和7年度から65歳以上の方などを対象に帯状疱疹ワクチンの定期接種を実施します。」より)

予防接種を受けることができない方

乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」(生ワクチン)

  • 明らかな発熱を呈している者
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
  • 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
  • 明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する者及び免疫抑制をきたす治療を受けている者
  • 上記に掲げる者のほか、医師の判断により予防接種を行うことが不適当な状態にある者
  • 輸血またはガンマグロブリン製剤の投与を受けた者は、通常、3か月以上間隔を置き、また、ガンマグロブリン製剤の大量療法において200ミリグラム/キログラム以上投与を受けた者は、6か月以上間隔を置いて接種をしてください

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン 「シングリックス」(不活化ワクチン)

  • 明らかな発熱を呈している者
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
  • 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
  • 上記に掲げる者のほか、医師の判断により予防接種を行うことが不適当な状態にある者

予防接種を受けるに際し、医師とよく相談しなくてはならない方

乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」(生ワクチン)

  • 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
  • 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
  • 過去に痙攣の既往のある者
  • 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
  • 本剤の成分に対して、アレルギーを呈するおそれのある者

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」(不活化ワクチン)

  • 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患等の基礎疾患を有する者
  • 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
  • 本剤の成分に対して、アレルギーを呈するおそれのある者
  • 過去に痙攣の既往のある者
  • 過去に免疫不全の診断がされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
  • 血小板減少症や凝固障害を有する者、抗凝固療法を施行している者(筋肉内注射部位の出血のおそれがあるため)

他の予防接種との接種間隔

乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」(生ワクチン)

  • 他の生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上間隔を置いて本剤を接種してください。
  • 医師が特に必要と認めた場合は、高齢者肺炎球菌ワクチン等の他のワクチンと同時接種が可能です。

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」(不活化ワクチン)

  • 医師が特に必要と認めた場合は、高齢者肺炎球菌ワクチン等の他のワクチンと同時接種が可能です。

予防接種を行う場所

使用するワクチンの種類については、直接医療機関にお問い合わせください。

  1. 市内の予防接種実施医療機関:「令和7年度版 健康づくりスケジュール」をご覧ください。
  2. 市外の予防接種実施医療機関:埼玉県医師会のホームページをご確認ください。
    • やむを得ない事情で、1、2以外での接種を希望する場合は、事前に手続きが必要です。事前の手続きなく接種を行った場合は、全額自己負担となりますのでご注意ください。
    • なお、償還払いによる返還となりますが、公費助成の対象となるのは、支払金額から自己負担額を除いた額と市で定めている償還上限額を比較し、いずれか少ないほうの金額です。接種費用は医療機関ごとに異なりますので、金額については直接医療機関にお問い合わせください。
    • 申請に必要な書類など詳しくは『川越市予防接種費用助成金制度(償還払い制度)』のページをご確認いただくか、健康管理課にお問い合わせください。
令和7年度版健康づくりスケジュール『委託医療機関一覧』の内容変更について
変更内容 医療機関名 電話番号 所在地
帯状疱疹定期予防接種の実施取り止め 竹田クリニック 246-0300 下新河岸39-1

帯状疱疹定期予防接種の実施開始

キャップスクリニック川越 238-4570 脇田本町16-5 ザ・パークハウス川越タワー2F

予約方法

予防接種実施医療機関に直接予約をしてください。

  • 市役所では予約受付しておりません。
  • 市役所の予約サイトはありません。

予診票

予診票は郵送いたしません。
接種を希望する市内予防接種実施医療機関、総合保健センター健康管理課、市役所市民課、市民センターまたは川越駅西口連絡所でお受け取りください。

  • 配布開始予定日は、令和7年3月28日(金曜日)です。
  • 接種券の発行はありません。

 

予防接種の受け方

  1. 予防接種実施医療機関に予約をしてください。
  2. 予診票を記入し、接種を受けてください。
    市内の予防接種実施医療機関で接種する場合、予診票は医療機関で直接受け取ることができますので、事前に入手していただく必要はありません。
  3. 接種後に予防接種実施医療機関の窓口で予防接種済証を受け取り、自己負担額をお支払いください。

 

予防接種を受ける際の持ち物

  1. 保険証など住所、氏名、生年月日を証明できる書類
  2. 生活保護受給世帯の方は受給証(医療券は受給証の代わりにはなりません。)、中国残留邦人等支援給付制度の受給者は本人確認証
  3. 満60~64歳の方は対象者であることを証明できる身体障害者手帳または医師の診断書
  4. 市外の予防接種実施医療機関で接種する場合は予診票
    総合保健センター健康管理課、市役所市民課、市民センターまたは川越駅西口連絡所でお受け取りください。

 

努力義務・接種勧奨

帯状疱疹予防接種(定期接種)では、接種の努力義務及び市による接種勧奨はありません。
帯状疱疹予防接種(定期接種)は、強制ではありません。ワクチン接種による予防効果と副反応の両方を考慮したうえで、接種するかどうかご自身で判断してください。

健康被害救済制度について

予防接種の副反応による健康被害は、極めて稀ですが、不可避的に生ずるものであり、接種に係る過失の有無にかかわらず、予防接種と健康被害との因果関係が認定された方を迅速に救済するものです。
予防接種法に基づく予防接種を受けた方に健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、市町村により給付が行われます。申請に必要となる手続き等については、予防接種を受けられた時に住民票を登録していた市町村にご相談ください。

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このページに関するお問い合わせ

保健医療部 健康管理課 予防接種担当
〒350-1104 川越市小ケ谷817番地1
電話番号:049-229-4123 ファクス番号:049-225-2817
保健医療部 健康管理課 予防接種担当 へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。