市指定史跡 上戸日枝神社
- 名称
- 上戸日枝神社
- よみ
- うわどひえじんじゃ
- 種別
- 市指定記念物 史跡
- 員数
- ー
- 所在地
- 上戸316-1
- 指定年月日
-
平成13年5月9日
- 所有者
- 上戸日枝神社
- 文化財の概要
-
河越館跡近くにあるこの神社は、往時新日吉山王権現(いまひえさんのうごんげん)と称しており、河越氏の荘園経営と密接な関係にある。河越氏は後白河法皇(法皇在位1169から1192)のとき、この地を京都の新日吉社に寄進して河越荘を立荘し、自らは荘官(しょうかん)となって平安末期から室町時代の始めにかけてこの地方を支配した。その関係で、河越に新日吉社を勧請(かんじょう)したと考えられる。
「新編武蔵風土記稿」の挿絵によると、神社の社域に土塁が巡らされており、現在でも北側に一部痕跡が遺されている。
河越館跡は昭和59年(1984)に国指定史跡になっているが、この上戸日枝神社境内も河越館跡と一対をなすものであり、その上でも重要である。なお、江戸城鎮守の山王社は、仙波山王社から勧請されたと江戸時代広く言い伝えられていたが、昭和時代に入り、熊野那智大社の米良文書が発見され、南北朝時代にすでに江戸山王社が存在していることがわかったため、河越氏の時代に当神社から分祀された説が出されている。
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