賃貸住宅の退去時のトラブルに注意
最終更新日:2019年11月26日
賃貸住宅の退去時のトラブルに注意
事例
- 8年住んだ賃貸アパートを退去した。入居時の敷金・礼金はなしだった。先日、清算の書類が届き、天井と壁のクロス張り替えなどで28万円となっていた。
- 4年住んだ賃貸マンションを退去した。敷金は2か月分を預けていた。管理会社と退去時の立ち会いを行った際、壁の穴やクロスの破れ等を指摘され、後日、原状回復の清算書が届き、総額で40万円請求された。
賃貸住宅の入居時に収める敷金は、借り主が家賃を滞納したり、故意や不注意によって生じた汚損や破損があった場合の修繕費用を差し引いて、借り主に返還するものです。一方で、賃貸物件では退去時に高額な原状回復の費用を請求される等、貸し主との間でトラブルが起きています。
消費者へのアドバイス
- トラブルを回避するため、入退去時には、家主や管理会社等の貸し主側の立ち会いの下で汚れや破損などの部屋の現状を確認しましょう。その際、修繕が必要と思われる箇所の写真を撮るなど、証拠となる記録を残すことが大切です。
- 契約書には、退去時にハウスクリーニング等の原状回復についての特約が付いていることもあります。契約内容、特に特約についてはよく確認しましょう。
- 原状回復費用の内訳を出してもらい、立ち会い時に確認した内容と合っているか確認し、納得できない点は貸し主側に説明を求めましょう。
- 困ったときは、消費生活センターにご相談ください。
お問い合わせ
市民部 広聴課 消費生活センター
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