頭寒足熱
おばあちゃんのはなし
昔は、今のように暖房で部屋中が暖かいというわけではなかったから、冬は寝るときのおふとんが冷たかったんですよ。そんなとき、おふとんの中には、あれを入れておくの。そう、「豆炭あんか」。夕方になると、豆炭をあぶって火をつけ、オレンジ色のあんかに収めてお布団の中へ。これで寝るときもおふとんはほかほか。
豆炭は、木炭の粉末に藁灰などを加え、フノリやツノマタを混ぜて練り、団子状にした固形燃料として大正9年(1919)に発明されました。これに昭和35年に専用のケースが売り出され、あんかとしてつかわれるようになりました。
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