川越城跡(第22・23次調査)
第22次調査 |
第23次調査 |
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所在地 | 川越市郭町2-11-3の一部 | 郭町2-11-1ほか |
調査期間 | 平成15年5月12日から6月2日 | 16年2月16日から3月24日 |
調査面積 | 約80平行メートル | 約200平行メートル |
調査の概要
川越城跡は、武蔵野台地の北東端に位置する。室町時代の中頃の長禄元年(1467)に築城され、以後、江戸時代の正保年間(1640年代)までの約200年間は、大規模な拡張工事は行われなかった。初期の城の規模は、改修後の本丸、二の曲輪、三の曲輪程度とされる。
今回の調査は、三の曲輪の南端部に位置する。三の曲輪は中世から一部であったと考えられ、江戸時代には、藩主の一族が居住した建物があった曲輪である。
23次調査の北東部検出の遺構・遺物は18次調査検出の堀跡と同時期と判断され、15・16世紀の扇谷上杉氏や後北条氏時代の城の一部の施設が確認されたことになる。
検出された主な遺構
竪穴住居跡(奈良時代前後)2軒 方形竪穴遺構(中世)1基
廃棄土坑(近世)2基
出土した主な遺物
軒丸瓦片・塀瓦片(廃棄土坑) 小型の染付椀(18世紀・廃棄土坑)
カワラケ片(方形竪穴遺構)


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