タッチアートコーナー(過去の展示) 平成29年度
古伏脇司展 うるしの造形
3月29日(水曜)から6月18日(日曜)

美術家・古伏脇司(こふしわきつかさ 1961- )の乾漆による立体作品を紹介します。
伝統的な技法に拠りながら、素材である麻布と漆の魅力を引き出す表現を追求してきた古伏脇の作品は、素材の質感が顕在化した表情豊かな造形を特徴としています。さらに近年では、そうした表現で親しみやすい具象的モティーフに取り組んだ新たな展開が見られます。
このたびは、新作を含めた約15点を展示し、古伏脇の造形世界の一端を紹介します。作家のご厚意で一部の作品には触っていただけますので、軽さや堅さ、表面の手触り感に驚きながらお楽しみいただければ幸いです。
ワークショップ「紙の原型と布で不思議なかたちのレリーフを作ろう」
4月23日(日曜) 午後1時30から4時
都築邦春・木のおもちゃ展
6月27日(火曜)から9月24日(日曜)

さいたま市在住の都築邦春(1944-)は、モダンアート協会会員として、木を素材に動く立体作品を制作している美術家です。積層されたシナベニアの断面による美しい模様が、作品の特徴の一つになっています。
動かすことを想定して作られた作品は、動かしてこそその魅力を最大限に発揮します。どれも1m以上あり、中には小さい子どもが乗れるようなものもあるなど、想像以上にスケールの大きい作品です。
今回の展示では、鑑賞者が素手で作品に触れ、作品を動かすことができます。会期中、一部の作品を入れ替えますので、是非複数回訪れて子どもから大人まで楽しんでください。
ジュニアアートスクエア「親子で風で動くおもちゃを作ろう」
9月23日(土曜) 午前10時から正午
山添潤彫刻展
9月27日(水曜)から12月24日(日曜)

撮影:齋藤さだむ
彫刻家・山添潤(1971- )による御影石や大理石の立体作品を紹介します。
山添の仕事は、作品の形を浸食するかのように、石の表面全体に鏨で幾重にも跡を刻み付けていくところに特徴があります。その地道な作業を続けることで、石がだんだんとおぼろげになるとともに物質感を失い、代わりに「躯」を獲得する瞬間を、山添は捉えようとしているのです。
このたびは、新作を含めた約15点に加え、石彫制作の作業を鉛筆に置き換えたドローイングを展示します。作家のご厚意で触っていただける作品もありますので、石の持つ表情を見て触れてお楽しみいただければ幸いです。
ワークショップ「巨石を割ってしまおう」
12月3日(日曜) 午前10時から午後1時
コレクションと寄託作品から
1月5日(金曜)から3月25日(日曜)

当館の収蔵品・寄託品の中から、6人の彫刻家の作品を紹介します。
身近な生き物などをモチーフに、愛らしい石彫を制作する田中毅と西村文男。動く人体のかたちに取り組んだ橋本次郎。ほのぼのとした雰囲気の少女の姿をつくりだす宮澤光造。幾何学的な構成で独自の造形を生み出した建畠覚造、鈴木英明。さまざまな趣向の彫刻作品を存分にお楽しみください。
手袋着用のうえ、作品に触れて鑑賞できます。
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