タッチアートコーナー(過去の展示) 令和5年度
所蔵品からはじめよう
2023年3月29日(水曜)から2023年6月18日(日曜)まで

当館の所蔵品から関根伸夫、鈴木英明、西村文男などの作品を紹介します。
美術館は敷居が高いと感じる方もいるかもしれませんが、「ちょっと気になる」という気持ちを大事に、興味のある作品をじっくりと鑑賞し、どういう形なのか、どういう素材なのか等、鑑賞の第一歩を当館の所蔵品からはじめてもらう展示です。
鑑賞者は白手袋着用の上、すべての作品に触れることができます。
阿部靖道展
2023年6月27日(火曜)から2023年9月18日(月曜・祝日)まで

メビウスの輪をご存知でしょうか。輪の途中に180度のひねりが入ることで、オモテ・ウラという境界がなくなってしまう図形です。
石彫家・阿部靖道(あべやすみち・1968- )は、ものごとの関係性の真理を探り、大理石や御影石などを素材にこの形状を応用した造形作品を制作しています。角柱状の造形は四面体に見えますが、途中でねじれているために全ての面が繋がっています。
このたびは、本展のために制作された新作を含め9点を展示します。目で手で各作品の面の行方を確認しながらご鑑賞ください。
ワークショップ「石彫体験―割って、叩いて、磨いて―」
8月20日(日曜) 午前10時から午後0時30分まで
金親敦展
2023年9月21日(木曜)から2023年12月17日(日曜)まで

金親敦(かねおやあつし・1989- )は毛糸を編んで立体作品を制作している美術家です。金親は横浜美術大学クラフトデザインコースを卒業後、編む立体作品を制作して作家活動をしています。国内にとどまらず、韓国などでも作品を発表しています。
本展ではAvatar(アバター)シリーズを展示します。Avatarとはゲームやネットなどの仮想空間内における自身の分身を表す言葉で、語源はサンスクリット語の「avataara」(アヴァターラ)の「化身」という意味に由来します。金親はアニミズムをメインテーマとして、目に見えない存在が形を持って姿を現す、顕現させるイメージで制作しています。
高田純嗣展
2023年12月21日(木曜)から2024年3月24日(日曜)まで

高田純嗣(たかだじゅんじ・1980- )は、鉄の持つ柔軟な塑性や循環性、そして時間をかけて錆びていく弱さに魅力を感じ、造形の素材として扱ってきた作家です。昨年発表された植物に着想を得た「種」シリーズでは、実を想起させる鉄球と枝のような鉄線によるまろやかな造形が試みられ、これまでのシャープな高田の作風に新たな印象を添えました。
このたびは、「種」シリーズから本展のための新作を含めた7点を展示します。作家のご厚意で触っていただくことも可能です。わずかに揺れる造形を目と手で確かめながら、鉄の豊かな表情をご鑑賞ください。
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